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「電力大乱を防ぐための発電労組ストライキ」

発電労組、4日に全面ストライキを予定、 高麗大で前夜祭を開催

イコンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2006年09月03日18時45分

2002年以後4年ぶりのストライキ

発電労組が4日午前から全面ストに突入する予定だ。発電労組のストライキは 2002年発電分割売却に反対し、38日間のストライキ闘争を終えた後、4年ぶり に準備されたストライキだ。

発電労組は△発電会社統合と社会公共性の強化、△賃金構造および制度の合理 的な改善、△解雇者の元職復職、△構造調整プログラム撤廃、△人材補充によ る交代勤務者週5日制施行、△常時業務従事者の正規職化を核心的な要求とし て、6月13日から26回にわたり使用側と交渉を行ってきた。交渉が難航したこ とで8月22日から23日まで進められた争議行為賛否投票では組合員の92.01%が 投票に参加し、64.23%の賛成で可決された。

発電労組はストライキ突入直前まで実務交渉と本交渉を続け、労使間の自主的 な交渉に努力する予定だ。この過程で発電労組は「産業資源部が電力産業構造 の改編作業を再検討し、発電統合と社会公共性強化を推進する意思を明らかに すればストライキを中止する」とし「発電5社が発展発電統合、社会公共性の 強化など、社会公共の利益のための労組の要求案を前向きに検討し、受け入れ る意向があれば、他のいろいろな要求で譲歩してストライキを終結させ、再協 議を推進する」と述べ、最大限争点を減らす計画だ。

イジュンサン発電労組委員長、「電力の公共性を拡張する戦い」

3日の午後3時、大学路では発電ストライキ勝利公共連盟決意大会が開かれ、 「4日に全面ストに突入する」と宣言した。集会には発電労組組合員4000人あ まりが参加、ストライキを熱く決意した。

イジュンサン発電労組委員長は「時代の悪法である職権仲裁によりかかり、交 渉を回避する使用側に対抗して、われわれの力を甘く見る産業資源部に対抗し て、必ず勝利する」と述べ、「われわれの闘争はろうそくで夜を過ごして死に かかった子供たちのためのものであり、電力の公共性を拡張する戦いだ」と大 声を上げた。組合員たちは委員長の発言に「ストライキ闘争勝利」で答えた。

集会の参加者たちは声明書で「発電会社は公企業として目の前の利益より安価 な電気を全国民に安定的に供給し、極貧・疎外階層への最小電力供給拡大など のエネルギー基本権を強化し、社会福祉施設と島嶼・過疎地に電気料金助成な どの公益的な努力を強化すべきだ」とし「発電労組のストライキは電力大乱を 起こすのではなく、電力大乱を防ごうとするもの」と明らかにした。

集会を終えた組合員たちは、鍾路5街までデモ行進した後、7時現在高麗大学校 に集まってストライキ前夜祭を準備している。

産業資源部と発電会社、ストライキ時は代替人材を投入

一方、産業資源部と発電会社は発電労組がストライキに突入すれば幹部2836人 を運転人材に配置し、ストライキが長期化する場合は代替人材約3500人を投入 することにした。これは3日に果川庁舎で、韓国電力副社長、発電5社の社長、 韓国水力原子力社長などの参加で開かれた非常対策会議で決定された。しかし 労組のストライキ時の代替人材投入は不法だ。

発電労組のストライキと同時に、中労委の職権仲裁決定に耳目が集まっている。 8月28日に中労委は条件付き仲裁を決定している。発電労組は中労委の職権仲 裁に対して「使用側が職権仲裁の未練を捨てられず、意図的な不誠実交渉でス トライキ事態を誘導している」と強く批判している。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2006-09-04 04:20:00 / Last modified on 2006-09-04 04:20:03 Copyright: Default

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