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編集2003.05.14(水)19:27

貨物連帯ストライキで釜山港が事実上マヒ

野積場飽和… 貨物連帯「法改正約束時はストライキ撤回」

釜山港の11の埠頭野積場が3〜4日後には完全飽和状態に達し、 釜山港の港湾機能が全面的に中断する危機に瀕している。

これについて、貨物連帯釜山支部が14日「私たちの要求事項に対して、政府が来る6月の 臨時国会で改正法案を上程する意志を明らかにし、政治圏がこれを約束すれば、 ばストライキ撤回も可能だ」と述べ、注目されている。

◇釜山港オールストップの危機=海洋水産部によれば、釜山港11の埠頭の野積場に 貨物が満杯になった比率を示す平均装置率がこの日の午前8時に既に85.6%を越えた。 3埠頭の野積場装置率が170.7%に達する等、半分を越える6つの埠頭の装置率が 飽和状態(85%)を既に越えている。

海洋水産部側は3日後の17日頃には、11の埠頭すべてが飽和状態になり、 船舶が全く釜山港に入れなくなると憂慮している。

政府の非常輸送対策で14日の貨物搬出入量は47.6%と、前日の32.1%に比べて多少 高まったが、野積場に積まれた貨物を消化するには力不足だった。韓進海運など一部の 船会社はこの日から釜山港寄港をあきらめ、近い光陽港や中国上海に回航している。

◇貨物連帯の動き=貨物連帯釜山支部はこの日の午後3時のブリーフィングで、 去る13日に政府が要求した「先操業・後交渉」に対し「受け入れは難しい」としながらも 政府の法改正約束を前提にストライキ撤回の可能性を表わした。

これに先立ち貨物連帯釜山支部の組合員2千人あまりはこの日、 釜山大学学生会館に集まって座り込みに入った。貨物連帯関係者は、 「現業に復帰しろという政府の説得作業を遮断して、組合員等の結束と闘争の 意思を確かめ合うために再集結を決定した」と明らかにした。指導部はこの日の午前、 携帯電話の文字メッセージなどを通し組合員に「午前9時まで寝袋を準備して 釜山大に集結しろ」という指針を下ろし組合員を集めた。

貨物連帯光陽コンテナ支会に所属する労組員はこの日、光陽港裏の道路にトラック 250余台を駐車させ、家で待機する方法で六日目の運送拒否闘争を続けている。

京畿議旺市京仁内陸コンテナ基地もこの日の貨物輸送が大部分中断した。 京仁内陸コンテナ基地の委受託支会は二日間、組合員約340人が全員ストライキをしている。 貨物連帯京仁支部に所属する約1300人の組合員等も大部分が運送に参加しておらず、 貨物運送が通常の20〜30%に留まっている。

◇政府の対応=警察はこの日の午前、釜山大一帯に機動隊10中隊を配置して、 逮捕令状が請求された7人を逮捕するために検挙専担班を運営した。しかし、 組合員等の学校進入は許した。

チョンジグァン釜山地方警察庁長官はこの日に記者会見を開き、「ストライキを続ける 組合員は追跡してでも検挙する」とし「学内への警察投入は学内の状況を考慮して 慎重に決定する」と述べた。釜山大は、組合員に学校の外に行くことを要求して、 警察に施設物保護要請をし、座込み場として使用される学生会館の建物への電気の 供給を遮断した。

政府はこの日の夕方、政府中央庁舎で高建総理の主宰で関係長官会議を開き、 貨物連帯ストライキと関連した政府の非常対策推進現況を点検して解決方案を協議した。 先に高総理はこの日の午後、貨物連帯ストライキ事態が行われている釜山の シンソンデ埠頭を訪ねて釜山港の物流量処理及び非常輸送対策実施状況などの 報告を受け、現場を点検した。

一方、労働部はこの日、貨物持ち込み車主に労災保険加入を許して業務中の事故で 災害にあった場合、補償が受けられるように今年中に法改正を推進すると明らかにした。 労働部の関係者は「特例規定をおいて自営業者も任意加入形態で労災保険に 加入できるようにする予定」とし「しかし貨物連帯側が要求している労働者性認定問題は 法学者の間でも多様な意見があり、時間をかけて検討する方針」と語った。

釜山・光陽・儀旺/チョンデハチェサンウォンファンジュンボム記者、オサンソク記者csw@hani.co.kr

http://www.hani.co.kr/section-005100008/2003/05/005100008200305141927320.html


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