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権永吉、「私が言う民衆選挙戦は『階級プライマリ』」

100万民衆大会を提案...「民衆参加、闘争で組織しろ」

イ・ユノン記者 sisyphus@jinbo.net / 2007年06月01日16時59分

進歩大連合実現のために党の支持団体との『5者会談』を提案した民主労働党 の権永吉大統領選挙予備候補が党内選挙戦の形として、『階級プライマリ』を 提示した。また、韓米FTA阻止、非正規職闘争組織のため『100万民衆大会』を 提案し、民衆が参加する選挙戦方式は大衆闘争過程で用意すべきだと強調した。

5月31日、権永吉議員は党の九老支部で主催した時局講演会で「私がしようと している『民衆参加』は、国民選挙制ではない。私が言う民衆参加と国民選挙 制では精神が違う」とし、旧与党の『国民選挙(オープンプライマリー)』との 違いを明確にした。

ヨルリンウリ党のキム・グンテ前議長が主張した『100万選挙人集団組織』に 対しては「第2の盧武鉉後援会を作り、第2の盧武鉉になるという意」と直撃弾 を放った。これは、ムン・ソンヒョン民主労働党代表が『条件付き大統領選挙 連帯』の対象にキム・グンテ前議長を指定したこととは異なる動きを示唆する ポイントだ。

「民主労総などと5者会談、対象団体と日程を調整中」

権永吉議員は、民衆参加選挙戦制(民衆選挙戦制)をめぐる党内の議論に対して 「国民選挙制を否決した代議員大会の決定を尊重する」と線を引いた。また、 「党員直接選挙制は当然尊重されるべきで、私が主張する民衆参加は党員が 排除されて疎外される形式でない」と話した。

しかし党員制の軸である党費納付規定については、「非正規職労働者と農民、 貧民たちの『進入障壁』になっている」と指摘し、「党費で党員の値段は付け られない」と話した。これは党費規定の緩和等により党員を拡大し、『民衆 選挙戦制』と同様の効果をあげようとする党内勢力に力を与える発言と解釈さ れる。

権永吉議員は「もちろん(党員制を)すべて崩そうとしているのではない。現実 的な条件がある」とし「私の言葉は、選挙戦の問題より大きい民主労働党の大 統領選挙の課題を議論しようということだ。選挙戦問題だけに限定して考えず、 今は重要な部分を考える時だ」と述べた。

続いて韓米FTA交渉批准の危機と、7月に施行される『非正規悪法』を防ぐため に、11月に労働者、農民、貧民100万人が集まる民衆大会を開いて大衆闘争に 立ち上がるべきだとし、「民主労働党の大統領選挙はそれを達成する目的にし なければならない。大統領選候補はそれを叫ばなければならない」と強調した。

一方、党と民主労総、全国農民会総連盟(全農)、全国貧民連合(全貧連)、韓国 進歩連帯(準)で構成された『5者会談』の提案については、「会って考えよう という提案にみんな同意した。民衆参加のイメージは今議論する時」と述べた。 現在、権永吉議員側はこれらの団体との5者会談開催のために日程調整中だと いう。

党内民衆選挙戦制導入が不透明になって以後、民主労総が「5者会談に積極的 に参加する」という立場を明らかにしており、この日の権永吉議員の提案は、 相当な影響力を及ぼすものと見られる。権永吉議員の『階級プライマリ』実現 の行方が注目される。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-06-02 06:49:13 / Last modified on 2007-06-02 06:49:14 Copyright: Default

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