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[声明]歴史的な板門店宣言を73年分断体制を終息させる最終指針にしよう

2018.04.27 21:53:34

[声明]

歴史的な板門店宣言を73年分断体制を終息させる最終指針にしよう

2018年4月27日、南北首脳会談で 「韓半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」が共同発表された。 統一と朝鮮半島平和のために南と北の首脳が出会って発表した3回目の歴史的な共同宣言だ。 板門店宣言は二回の共同宣言と既存の合意を徹底的に履行することを前提としたという点で、 単に3回目の共同宣言ではなく、6.15と10.4共同宣言を継承する一歩進んだ歴史的な共同宣言であり、 民主労総は積極的に支持して歓迎する。

板門店宣言は、10.4共同宣言に含まれた 「...3者または4者の首脳が朝鮮半島地域で会い、終戦を宣言する問題を推進するために協力していくことにした」を 「南と北は停戦協定締結65年になる今年に終戦を宣言し、 停戦協定を平和協定に転換し、恒久的かつ強固な平和体制を構築するための 南北米3か国、または南北米中の4か国会談の開催を積極的に推進していくことにした」とすることにより、 期間と共に終戦宣言と平和協定転換推進を明らかな目標として、 すでに予定されている北米首脳会談に続く3者、4者会談開催という具体的ロードマップまで明らかにした。

そして朝鮮半島の非核化と関連して10.4共同宣言は 「...南と北は朝鮮半島核問題を解決するために六者会談"9.19共同声明"と"2.13合意"が順調に履行されるように共同で努力することにした」としていたが、 板門店宣言は「南と北は完全な非核化を通じて核のない朝鮮半島を実現するという共同の目標を確認した」と宣言することにより、 完全な非核化と核のない朝鮮半島が南北共同の目標であることを明確にした。 このような点で今日の板門店宣言は、朝鮮半島非核化のための北の主動的な措置を意味深く評価しつつ、10.4共同宣言の包括的、抽象的な宣言を目標と実行計画が担保された宣言として具体化して発展させた一歩進んだ共同宣言だ。

民主労総は創立以来、祖国の平和的統一実現という綱領に基づき、 祖国統一運動、6.15共同宣言と10.4共同宣言履行のための闘争、6.15共同イベントの推進と 南北労働者サッカー大会、金剛山観光といった自主的な交流運動の主体として休むことなく活動してきた。 そればかりか、平和協定締結と朝鮮半島戦争威嚇に対抗した反戦平和闘争、戦争の危機を加速する軍事演習中断闘争、 最近では星州韶成里のTHAAD設置を阻止するための闘争など、朝鮮半島平和のための闘争も主動的にしてきた。

これに民主労総は板門店宣言が反復される朝鮮半島での戦争の威嚇を根本的に解消し、 南北間の対決と緊張の激化を解消する政府、民間交流の活性化と諸般の措置を推進することに合意したという点でまた一度歓迎し、 誰よりも主体的に板門店宣言を実質的に履行するための実践と活動に動くだろう。 まず、民主労総は南北労働者代表者会議を積極的に推進するだろう。 板門店宣言が南北労働者の自主的な交流を積極的に保障する契機になると信じる。

しかしわれわれはこれまで二回の共同宣言が 履行されなかったという辛い歴史を忘れてはならない。

その理由は、何よりも統一と朝鮮半島平和を望まない米国などの外勢の干渉と妨害、介入だった。 このような点で、5月末から6月初めに予定されている歴史的な北米首脳会談は、 板門店宣言を通じて確認された朝鮮半島の非核化と平和協定締結という課題を履行することを担保する決定的な会談になるものと見られる。 文在寅政府は米朝首脳会談で65年ぶりの終戦宣言と朝鮮半島の非核化と平和協定への転換という 元に戻すことができない歴史的な合意を実現させるように、 民族自主と民族協調の原則で役割を果たさなければならない。

もうひとつの理由は、分断体制に寄生する自由韓国党のような分断積弊勢力だ。 彼らは統一と平和がまさに彼らの墓であることを誰よりもよく知っており、6.15、10.4共同宣言はもちろん、すでに板門店宣言を卑下し否定している。 文在寅政府は板門店宣言に対する全国民的な支持に基づいて確実に履行を進めるべきであり、 分断積弊勢力の抵抗に対して断固として対応しなければならない。 われわれはキャンドル抗争を作った。 同じ失敗を繰り返す理由がない。

板門店宣言において、朝鮮半島の平和と統一に対する両首脳の意志を読んだが、 南と北が終戦宣言と平和協定締結を宣言し、決定することができないということも確認した。 朝鮮半島の完全な非核化を共同の目標として宣言したが、 その解決と履行の主体は南と北だけではないことも確認した。 今日の板門店宣言が米朝首脳会談と、続いて秋に開かれる二回目の首脳会談、 そして3者または4者会談を貫いて73年分断体制を終息させる最終指針になるようにしなければならない。 民主労総も朝鮮半島平和と民族の統一のための闘争を続けていくだろう。

2018年4月27日

全国民主労働組合総連盟

原文(労働と世界)


Created byStaff. Created on 2018-04-28 02:14:00 / Last modified on 2018-04-28 02:14:01 Copyright: Default

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