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大邱地下鉄惨事13周年、犠牲労働者追悼式

「人員削減ばかりで地下鉄の安全死角地帯が発生」

パク・チュンヨプ記者 2016.02.19 10:39

13年前の大邱地下鉄火災惨事で死亡した労働者追悼式が 2月17日午後5時、大邱都市鉄道1号線中央路駅で開かれた。

公共運輸労組大邱地下鉄労働組合の主催で開かれたこの日の追悼式には 労働者・市民120余人が参加した。

労組によれば、2003年2月18日に中央路駅で働いていて火災で死亡した労働者は8人だ。 故キム・サンマン氏、故チャン・デソン氏、故チョン・ヨンジュン氏、故チェ・ファンジュン氏は中央路駅で現場勤務している時に死亡した。 故キム・ジョンスク氏、故チョン・ヨンソン氏故キム・スンジャ氏は清掃用役労働者だ。 彼らは中央路駅での清掃勤務中に死亡した。

地下鉄技術本部で働いていた故チャン・ユンドン氏は、 惨事の後、2005年まで後遺症を病んで死亡した。

大邱地下鉄労組のイム・ギョンス委員長は 「放火で始まった惨事の犠牲は予想されたことだった。 事故の後には労働者に責任が転嫁され、懲戒された。 労組は地下鉄の安全のために長期ストライキをしたが、戻ってきたものは解雇と弾圧だった」とし 「公企業なら公益と公共性を追求するべきだが、 現実は現場労働者の人員削減に努力するだけだった。 こういう現象が続けば地下鉄の安全に死角地帯が発生する」と話した。

惨事の前から地下鉄の人員削減による安全事故の危険を指摘してきた労組は、 惨事後の6月、地下鉄安全人員確保などを要求してストライキをした。

この日、追慕祭に参加した大邱地下鉄惨事犠牲者対策委員会のユン・ソッキ委員長は 「労働者が働く現場がいかに危険かも知った。 惨事の原因は放火ではない。放火犯さえ犠牲者だと思う。 惨事から1年後に香港の地下鉄でも放火があったが、死亡者はいなかった。 車両が燃えなかったからだ。惨事の原因は誤ったシステムで、責任は為政者にある」と話した。

大邱地下鉄惨事は2003年2月18日、 火災により192人の死亡者と21人の不明者、151人の負傷者が発生した事故だ。

付記
パク・チュンヨプ記者はニュースミンの記者です。この記事はニュースミンにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2016-02-21 23:14:59 / Last modified on 2016-02-21 23:15:01 Copyright: Default

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