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韓国:アルバイト労組、7日にマクドナルド店舗占拠デモへ
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アルバイト労組、7日にマクドナルド店舗占拠デモへ

マクドナルド、アルバイト不当解雇撤回、賃上げ、コッキ根絶を要求

ユン・ジヨン記者 2015.02.03 19:04

アルバイト労組(委員長ク・ギョヒョン)が2月7日、 不当解雇撤回と労働条件改善を要求して、マクドナルドの店舗占拠デモを行う。

[出処:アルバイト労組]

アルバイト労組は2月3日、マクドナルド店舗の中で一番売り上げが高く流動人口が多い店舗で占拠デモを行うと予告した。 労組は現在、占拠デモのターゲット店舗を検討中で、 7日の午後6時頃からアルバイト労組所属の組合員約120人が特定の店舗で占拠座り込みをする展望だ。

労組は韓国マクドナルドに店舗占拠デモに対する文書を発送し、3日までに対話が行われなければ占拠デモを強行するという計画だ。 現在のところ、マクドナルド側からの回答はない状態だ。 労組が店舗占拠デモに立ち上がる理由は、昨年発生したマクドナルドのアルバイト労働者、 イ・ガヒョン氏の不当解雇と店舗内での不法の慣行だ。

マクドナルド駅谷店でアルバイトをしていたイ氏は昨年9月、 会社から契約満了通知を受けた。 当時、店長は契約満了の理由としてイ氏の労働組合活動をあげたと言われ、 不当解雇の論議がおきた。 その後、使用者側は契約満了から3か月経った時点で再入社を望むイ氏に入社願書を出すことを提案したが、 労組と相談しようと要求するイ氏に対し「入社の意思がないと理解する」とし、問題解決の意志を見せなかった。

議論が大きくなり、マクドナルドは1月27日、労組側に 「イ・ガヒョン前クルーは契約期間満了により退職し、 退社後に入社の機会を提案したがまた応募する意思がないことを確認した」とし 「マクドナルドはイ・ガヒョン氏の意志決定を尊重する」と明らかにした。 だが労組は「とんでもない。 イ・ガヒョン氏はずっと働く意思があり、その店舗はいつも人を採用していた。 いったいなぜイ氏だけに契約満了で出て行けと言うのか、明確に答えろ」と反論した。

不当解雇とともにマクドナルドの各種の不法な慣行も問題になっている状態だ。 アルバイト労組が昨年、マクドナルドのアルバイト労働者1625人を相手に勤労実態調査を行った結果、 52%は勤労契約書を書いておらず、54%は別名「コッキ」を経験したことが明らかになった。 「コッキ」は店舗側がアルバイト労働者の時給を削るために強制的に勤務時間を短縮させる方法だ。 また22%の労働者は賃金未払いの経験があり、最近3年間に発生した賃金未払い件数は292件に達した。

アルバイト労組はマクドナルドが韓国で営業を始めて今年で27年になるだけに、 これを象徴する2月7日の店舗占拠デモを計画したと明らかにした。 2月7日の占拠デモを皮切りに、労組の要求が受け入れられるまで定期的に店舗占拠デモを行う計画だ。 アルバイト労組のイ・ヘジョン事務局長は 「アルバイト労組の要求はコッキ慣行の根絶、不当解雇撤回、時給(最低賃金)引き上げ」とし 「占拠デモを皮切りにマクドナルドに労働組合を作る活動を続ける」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-02-04 14:02:08 / Last modified on 2015-02-04 14:02:09 Copyright: Default

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