イ・ジェファ弁護士「統合進歩党の解散は想像力を基礎とした3流公安小説」

「結論が先、金栄煥の反憲法的読心術でパズル合わせ」と猛非難

統合進歩党政党の解散審判請求訴訟で統合進歩党側法律代理人団のイ・ジェファ弁護士は、 今回の憲法裁判所の判決は証拠による裁判ではなく、法務部の請求書を見て結論を出した後、 証人に出てきた鋼鉄書信の金栄煥(キム・ヨンファン)の反憲法的な読心術によって行われたと猛非難した。

イ・ジェファ弁護士は12月22日午前、征東のフランシスコ会館で開かれた 「統合進歩党強制解散反対と民主主義守護のための3次円卓会議」で、 憲法裁判所の決定文の10種類の誤りを要約して細かく説明した。

イ・ジェファ弁護士は「私たちはあまりにも純真だったようだ。 憲法裁判官が合理的で良心的な判断をするだろうと考えていたが、 決定文を読んでみるとすでに(政府の)請求書を見て結論を出したようだ」とし 「憲法裁判所の決定文は判決文ではなく、想像に基づいた3流の公安小説のようなものだった。 証拠ではなく読心術で事実を認め、その事実関係の論理で統合進歩党が北朝鮮式の社会主義を追求していると決定した」と非難した。

イ・ジェファ弁護士は憲法裁判所の最初の誤りとして 「大衆政党の目的を党の綱領に見出さず、主要構成員の頭の中にあると判断した」とし 「綱領の目的のとおりに活動し、大衆の支持を得ている公開の政党に隠れた目的があるというのは形容矛盾」と指摘した。

二番目の誤りとしては、パズルのピースをはめこむような判決だと指摘した。 イ弁護士は「統合進歩党の隠された目的が北朝鮮式の社会主義追求にあると結論を出してから、 好きなパズルのピースを見つけて結論を下した」とし 「隠れた目的を見つけたのではなく描き出したのであり、8人の裁判官の加工品」と非難した。

憲法裁判所の統合進歩党主導勢力の論理もまないたに上がった。 イ弁護士は「誰が統合進歩党主導勢力なのかを確定もせず、 彼らの理念的な指向性を述べた後、進歩的民主主義を推論した」とし 「何を主導し、党の意志決定機関をどう主導したのかも全く明らかにしなかった。 これは統合進歩党が特定人物や勢力に振り回される意志決定機関ではなかったから」だと反論した。

四番目誤りに対しては 「京畿東部が入党後に別途組織を持っていたというが、 どんな方式でどんな理念的指向を持っていたのかの論証がない」とし 「統合進歩党の主導勢力の理念指向分析は、証拠によるものではなく、 反憲法的な読心術に基づいている」と批判した。 また「パズルのピースは10数年前に国家保安法刑事判決を受けた人が現在の統合進歩党内にいるということと、 鋼鉄書信の金栄煥(キム・ヨンファン)の証言で組み合わされた」とし 「1999年の民主革命党の証言内容を憲法裁判所で覆した内容に信憑性があるかのように、 それに基づいて主体思想や主体思想派として活動した人は(公開的に)転向しなければ 考えは変わらないという、 良心と思想の自由を侵害する凄じい読心術によって判断し、 憲法を尊重すべき憲法裁判官が反憲法的な判断をした」と説明した。

イ・ジェファ弁護士は 「今回の判決は、証拠裁判ではない心証裁判か魔女狩りだというのが判決文ににじんでいる」とし 「京畿東部出身という理由だけで京畿東部が李石基(イ・ソッキ)の指向するところを共有するのかどうかについての証拠を提示せず、 李石基などが統合進歩党の意志決定を主導しているという証拠も提示しなかった。 彼らが党の主導勢力として指向するところが党の主要目的だというような中世の心証裁判だった。 判決文ではなく魔女狩りのための声明書に過ぎず、怒りが込み上げた」と強調した。

イ・ジェファ弁護士は憲法裁判所が見つけたという隠れた目的も、証拠を歪めた結果だと指摘した。 イ弁護士は「執権戦略報告書の中で、進歩的民主主義としてベネズエラとブラジルを例示しているが、 それらの国が北朝鮮式社会主義を追求するという論証もなく、公式な文献を徹底的に無視して自分たちが考えたいとおりの結論を出した」とし 「抵抗権と大衆闘争を適当につなげ、執権しようという趣旨の抵抗権的状況は、12.12も5.17クーデター状況の国民抵抗権的な状況ではさらに執権が早まるかもしれないという消極的な意味の文献であることは明白なのに、これを暴力革命だと誇張し歪曲した。 その程度で裁判官たちは悪いことを行っているのではないかと自己恥辱感を感じた」と吐露した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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