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「金栄煥の時計は97年で止まっている」

統合進歩党代理人、「金栄煥の証言は偽証か虚偽陳述」

キム・ヨンウク記者 2014.11.04 13:40

10月21日、憲法裁判所統合進歩党解散審判請求訴訟16次弁論期日に政府側の証人に立った元主体思想派の大物、金栄煥(キム・ヨンファン)北朝鮮民主化ネットワーク研究委員の証言は、 偽証か虚偽陳述だという主張が再度強く提起された。

▲16次弁論期日で証言している金栄煥(キム・ヨンファン)証人

11月4日に憲法裁判所の大審判廷で開かれた17次弁論で、 統合進歩党の代理人キム・ソンス弁護士は 「金栄煥証人は1999年の民主革命党事件の当時、 転向の代価として刑事処罰を受けず、 自分と共に転向した者の刑事処罰を免じさせるために国家情報院と検察の陳述操作に参加した疑惑があり、 現在も虚偽の陳述をした可能性がある」と主張した。

16次の公判で、金栄煥研究委員を91年に北朝鮮に密入国し、金日成と会った後、92年に民主革命党を創党した、当時金氏は民主革命党の3大理念路線は主体思想、自主民主統一、北朝鮮式社会主義だと主張したが、 すでに92年の当時から北朝鮮の実状と金日成の主体思想に対する無知のために転向を決心した状態だったと述べた。

これに対してキム・ソンス弁護士は 「そのように転向を決心した人が民主革命党を作り、自分が失望した主体思想と北朝鮮式社会主義を理念にしたとは、とても理解できない」とし 「金栄煥証人は、被請求人を(統合進歩党の主要人物を)直接知らず、 京畿東部団体の会員や会議、集会に参加したこともなく、 民主労働党や統合進歩党への加入や会議に参加したことはない」と証言の信憑性を指摘した。

キム弁護士は「金栄煥の時計(活動時点)は97年で止まっているのに、 その時に知っていた人が今も変わっていないという断言は 『私の考えは変わったが彼らはそのまま』と主張するようなもの」とし 「その上、李正姫(イ・ジョンヒ)代表が地下党員だと推測し、 何の根拠もなく代表者を歪曲する発言をし、 証言の信憑性を疑わざるを得ない」と説明した。

金栄煥研究委員は 李石基(イ・ソッキ)、李相圭(イ・サンギュ)、金美希(キム・ミヒ)議員などと97年以後に会ったことはないが、 多くの人から話を聞いたとし、 民主革命党の革命路線にそのまま従っていると見られると話した。

キム・ソンス弁護士は「金栄煥証人は自らの過去の陳述と正面から相反している。 99年の河泳沃(ハ・ヨンオク)裁判で民主革命党員の実名を知らないと述べたのと違い、 この事件では具体的に実名をあげ、 河泳沃裁判では必要により偽証までした証人の証言が偽証ではないという保障はどこにもない」と強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-11-05 07:46:29 / Last modified on 2014-12-24 19:11:53 Copyright: Default

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