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潜水士の死亡まで...窮地に追い込まれたアンディーン、「法的対応」を予告

癒着疑惑、海上警察-アンディーンの責任攻防...アンディーンが言論対応に

ユン・ジヨン記者 2014.05.07 12:28

5月6日午前、アンディーン側の民間潜水士とされるイ・グァンオク氏が セウォル号行方不明者の救助作業の過程で命を落とす事件が発生し、 海上警察とアンディーンをめぐる議論に再び火がついた。

救助作業の過程で「2人1組」の原則や、潜水前の健康状態確認も守られず、 バージ船には医療スタッフも配置されていなかったといわれ、 典型的な「人災」だという指摘も出ている。 非難の世論が広がったため、海上警察とアンディーン側は互いに「責任の押し付けあい」に熱を上げている状況だ。

癒着疑惑、海上警察-アンディーンが責任攻防...議論加熱

事件の直後に海上警察は 「海上警察は、民間潜水士を50人以上確保することをアンディーンに要請した。 アンディーンは潜水協会等を通じ、潜水人員を確保した」として、 死亡したイ氏がアンディーン所属であることを強調し、アンディーンに責任を転嫁した。 しかしアンディーンは、イ氏との契約関係はないとし、 「人命救助協会に志願したイ氏を海上警察が私たちに推薦し、 アンディーンで作業ができるように配分された」と責任を海上警察に回した。

これまで海上警察とアンディーンはしつこい癒着疑惑に苦しんできた。 国防部文書によれば、海上警察が事故の初期にアンディーンを先に潜水させるために SSUとUDTの潜水作業を統制したという事実も明らかになった。 だが、まさに民間潜水士の死亡事件では、互いに責任を転嫁しあって対応している状況だ。

▲陳声準議員が公開した国防部の答弁書

アンディーンをめぐる疑惑が増幅されてきた状況で、民間潜水士の死亡事件まで発生したことで、アンディーン側も世論対応を始めた。 彼らはこれまでに提起された疑惑に関し、今後は法的対応もするという立場を明らかにしている。

(株)アンディーン マリン・インダストリーのチャン・ビョンス技術理事は5月7日午前、YTNラジオの[シン・ユルの出発新しい朝]とのインタビューで、イ氏の死亡とこれまでの疑惑について口を開いた。 まずチャン・ビョンス理事は、民間潜水士のイ氏が「アンディーン所属」かどうかについては「政府が強制動員令を用意し、13人のダイバーと潜水士は済州道の現場にいる人々を強制動員令で集めた。 イ先生などは、人命救助協会に志願したダイバー」と確答を避けた。

潜水作業時の2人1組の原則を守らなかったという指摘に対しては 「イ先生のような場合には、誘導ロープを移動させるとても単純な作業だった」とし 「そのような作業では普通2人1組で入るとダイビングホースとラインが絡まるため、はやく入ってラインを移して出てくるのが一般的なダイビングの形態」と釈明した。

作業前の身体検査不履行に関しては 「強制執行令などで入って、現場ではそんなテストはしない。 私たちなどは救助団体や民間協会から招集が入り、民間潜水チームに配分されたので、そうしたことは特にしなかった」と明らかにした。

潜水士の死亡まで...窮地に追い込まれたアンディーン、法的対応を予告

海上警察とアンディーンの癒着疑惑と、 アンディーンの捜索指揮権独占の議論についても口を開いた。

チャン理事は 「私たちは指揮権を持たない。 救助自体は国家の義務だから、私たちのようなサルベージが投入されれば当然国家の指示を受けてしなければならない」とし 「アンディーンが代表性を持っているだけで、実質的にその下に5、6社の西海地域区の引き揚げ企業が含まれている。 私たちの名前がしばしば言及され、全体的に私たちが独占しているのではないかというが、実際に中を見れば全くそうではない」と否認した。

アルファ潜水技術工事のイ・ジョンイン代表がダイビングベルの投入による捜索を主張したことについても「非正常的な措置」と批判した。 チャン理事は「(アンディーン側はダイビングベルの)特許を持っている。 中東支社に2台、韓国に2台、4台程度ある」とし 「ダイビングベルそのものは、国際規約にも使うことを勧告して、使うのは安全だ。 ところで現場では実質的にダイビングベルを設置すると進入そのものができない」と説明した。

続いてイ・ジョンイン代表の主張について 「時期的に一般的な常識から見れば、非正常的な措置だったと思う」と明らかにした。

一方、チャン・ビョンス理事は現在提起されている疑惑に関し、今後、法的対応をする方針を明らかにした。 彼は「ひとまず私たちが(法的対応を)する用意は当然あり、今はその時ではないと考えている」とし 「問題は、ダイバーの失望感と挫折感のため、離脱が続いているが、ある程度限度は越えたと考える。 まず(捜索を)済ませてから法的に対応したい」と説明した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-05-07 15:46:03 / Last modified on 2014-05-07 15:46:03 Copyright: Default

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