本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:新安郡「塩田奴隷事件」対策委設置へ
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1392976861332St...
Status: published
View


新安郡「塩田奴隷事件」対策委設置へ

加害者を厳重に罰する「障害者虐待防止法」の制定を要求

ハ・グムチョル記者 2014.02.21 11:18

▲新安郡塩田奴隷事件が社会的波紋を起こし、障害者界が対策用意のために対策委を設置した。写真はKBS ニュース キャプチャー

最近、労働搾取と虐待などの問題で社会的公憤を買っている全南道新安郡の「塩田奴隷事件」の再発を防止するために障害者界が共同対応を準備している。

「新安郡塩田奴隷」事件は2008年と2012年に人里離れた島に売られ、塩田で数年間強制労役をしてきた知的障害者と視覚障害者が今月初めに警察により、劇的に救出される過程が言論に公開されたことで知らされた。

今回の事件で社会的波紋が起きたことで、2月13日、国会保健福祉部の業務報告でも対策用意を要求する議員の叱責が続いた。

そのため障害者差別禁止推進連帯、障害児権益問題研究所、韓国障害者団体総連盟、公益人権法財団共感などの団体が仮称「塩田奴隷障害者事件再発防止のための共同対策委員会(以下 対策委)」を提案している。

これらの団体は2月18日に配布した提案書で 「数年前から全南道新安郡の塩田などで人身売買・監禁・強制労役などの深刻な人権侵害被害を受け、救出された人々の中には障害者が多い」とし 「このような事件が発生するたびに社会では『賃金未払い』としか見ない」と指摘した。

彼らは「島嶼地域で慢性的に繰り返される障害者搾取、虐待問題を防ぎ、 障害者の労働力搾取と暴力などの深刻な人権侵害事実にもっと関心を持つべきだ」と強調した。

彼らは「島嶼地域で起きる障害者人権侵害事件では、雇い主は『行き場がない障害者を食わせて眠らせた』、『慣行のような事だ』という誤った認識をしている」とし、 「このような認識は今後も多くの障害者が人権の死角地帯中で人身売買、暴力、監禁などの被害を受けても何の法的保護も受けられないことを意味する」と指摘した。

そのため提案した団体らは、島嶼地域で人権侵害被害を受けた時、 加害者を厳重に処置し再発を防止する『障害者虐待防止法』を制定しろと明らかにした。

また提案した団体らはこうした事件が再発しないように条例制定、被害者支援のためのシェルター、島嶼地域住民の認識向上などの活動をしていくことを提案した。

一方、対策委は2月25日午前10時30分、警察庁の前で 「塩田奴隷加害者厳重処罰および障害者虐待防止法制定要求記者会見」を開く予定だ。

付記
ハ・グムチョル記者はビーマイナーの記者です。この記事はビーマイナーにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-02-21 19:01:01 / Last modified on 2014-02-21 19:01:01 Copyright: Default

関連記事キーワード



世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について