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「労組破壊企業の仁川空港公社が『労働尊重賞』とは」

国連グローバルコンパクト韓国協会、「労働尊重経営賞」に仁川国際空港公社を選定

チャムセサン編集チーム 2013.11.12 16:55

労組破壊と非正規職労働者の弾圧で物議になっている仁川国際空港公社が「労働尊重経営賞」を受賞したことで問題になっている。

11月12日、国連グローバルコンパクト(UNGC)韓国協会は価値対象(UNGC Value Awards)を開き「労働尊重経営賞」の受賞企業として仁川国際空港公社を選定し たと明らかにした。

UNGC韓国協会は受賞の理由を「積極的な対話と協力に土台をおいた労使リーダー シップを通じ、対立と対立で共生和合の労使関係に発展させ、協力社職員にも 教育施設を拡大提供するなどの努力が優秀に評価」されたと説明した。

今回の労働尊重経営賞の受賞について仁川空港公社は報道資料を出し「公社の 職員だけでなく、協力社職員の子弟も受容する『空港夢の木保育園』を今年の 初めに開院」し、「団結体育イベント支援、海外空港見学、コンドミニアムや リゾートの提供など、協力社職員のため多様な共生プログラムを運営している」 とし、非正規職労働者の処遇改善の先頭に立ったと強調した。

しかし非正規職労組の民主労総仁川空港地域支部は「労働尊重賞受賞とそれに 対する彼らの反応は、仁川空港の非正規職労働者に対する愚弄行為を越え、 絶対多数になった韓国社会の非正規職労働者たちと国民の欺瞞行為」として 強く反発している。

彼らは「非正規職労組ができてから6年間、非正規職労組とは絶対に対話できな いといいながら、業者変更のたびに雇用不安、賃金、労働条件の低下に耐えな ければならなかった」とし、こうした企業には労働尊重賞を受けることはでき ないと憤慨した。

仁川空港全職員7千人のうち非正規職は87%にあたる約6100人だ。

労組は「使用者側が労組を認めず、現在もストライキを続けていて、最近仁川 空港公社が労組破壊プログラムを進めた」とし「仁川空港公社の横暴に免罪符 を与えようとするのでなければ、今回の受賞を取り消すのが当然」と主張した。

これに対し民主党の殷秀美(ウン・スミ)議員は11月11日、仁川空港公社が組織的 に下請企業を管理し、労組破壊プログラムを進めていると確認されたと明らかにした。

殷秀美議員室の関係者は「仁川空港公社の協力企業等に法律諮問を提供して、 労組を破壊させて、組合員を懲戒解雇手続きを始めるように指示した」として 仁川空港公社と協力企業等の文書を公開した。

UNGC韓国協会は、人権保護、結社の自由と団体交渉権認定、雇用および業務での 差別撤廃など、国連グローバルコンパクト10大原則遵守を誓約した韓国企業の 協会だ。

価値大賞の労働尊重経営賞は、応募企業の中から審査して選定し、いくつの 企業がこの部門に応募したのかは公開していない。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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