「人事惨事」金碩基退陣、全国14空港で同時多発デモ

「金碩基は韓国空港公社社長押し付け人事…竜山惨事5周忌までに退陣させる」

チョン・ウニ記者 2013.10.26 16:10

韓国空港公社の社長に任命された金碩基(キム・ソッキ)元ソウル警察庁長官の退陣を要求する人々が全国14の空港で同時多発1人デモを行った。

［出処:竜山惨事真相究明委員会］

10月26日、竜山惨事真相究明委員会は金浦、金海、済州、大邱、光州、清州など全国の韓国空港公社が運営する14の空港で1人デモを行い、金碩基空港公社社長の退陣を要求した。

竜山惨事真相究明委は、竜山惨事殺人鎮圧の責任者である金碩基の韓国空港公社社長任命は、龍山惨事を無視した不道徳な不良人事だとして強く反発、任命を阻止するために韓国空港公社の前で座り込みを繰り広げてきた。

しかし10月16日、金碩基元ソウル警察庁長官は、座り込み中の遺族を締め出して近くの扉から入り、空港公社社長の「泥棒就任式」を強行、就任直後から毎朝ガードマン用役を動員し、遺族をはじめ座り込みに参加する人々を押し出している。

▲金浦空港［出処:竜山惨事真相究明委員会］

こうした状況で竜山惨事真相究明委は、任命20日目の26日、全国14の空港で1人デモを行い、金碩基社長退陣運動の強度を高めた。

この日の1人デモにはチョン・ジェスク、ユ・ヨンスク竜山惨事遺族、チョ・フェジュ真相究明委代表など20人ほどが参加し「竜山惨事の主犯、金碩基は空港ではなく監獄へ」、「石器時代に戻った空港公社?」、「厚かましい! 金碩基、空港公社社長押し付け人事退陣しろ!」等のプラカードを持って金碩基社長の退陣を要求した。

全国14の空港での同時多発1人デモの後にはデモの写真を韓国空港公社と青瓦台のツイッターに送るオンライン抗議行動も行われた。これ以外にも遺族は平日の朝8時から9時まで、金碩基出勤阻止闘争と宣伝戦、金浦空港一人デモを行なっている。

竜山真相究明委は竜山惨事5周忌まで3か月も残っていないとし、5周忌までに金碩基社長を退陣させるように闘争を続ける立場だ。