戦時作戦統制権のない国軍の日?

国軍の日対抗集会...「朴槿恵大統領は作戦権返還の公約を守れ」

チョン・ウニ記者 2013.10.01 17:58

平和と統一を開く人々は10月1日、国軍の日の記念式が開かれたソウル市光化門で「返せ、戦時作戦統制権、取り戻せ、軍事主権」を主題に集会を開いて、「朴槿恵(パク・クネ)大統領は2015年の作戦権返還公約を履行しろ」と要求した。

ユ・ヨンジェ米軍問題チーム長は「60年間作戦統制権を渡した国は、世界でも韓国だけ」とし「自主的かつ独立的な軍になるためには、作戦権を持たなければならない」と声を高めた。

ソウル平統サのキム・ジョンイル共同代表も「作戦権がない状況で主権を語るのはまったくおかしい」と即刻作戦権返還を要求した。

平統サは「韓米当局が作戦権返還再延期を議論するのは、自分たちの既得権を守る陰謀」とし「本当に朝鮮半島の核問題を解決しようと思うのなら朝鮮半島平和協定で米国の対北朝鮮敵対政策を廃棄すると共に北の核兵器を廃棄すれば良い」と主張してきた。

この日の集会は、国軍の日イベントを観覧するために駆けつけた人波でごった返す光化門で進められた。小規模で進められたが、多くの人々が写真を撮るなどで関心を現わした。しかし集会の参加者は、最初から横断幕を引き下ろそうとしたり大声を出し、その上アンプを消して逃げる人たちのため緊張し続けた。

現在、韓米当局は、作戦権返還の再延期を議論している。作戦権再延期の議論は金寬鎮(キム・グァンジン)国防長官が5月に核兵器など北朝鮮の威嚇の増大を理由として作戦権転換時期の延期を米国に要請した後に高まった。両国は10月2日、韓米年次安保協議会で結論を出す計画だ。

翻訳/文責:安田(ゆ)
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