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双竜車夜昼2交代施行の発表に不安な無給休職者

「非正規職新規採用、無給休職者確約書強要の圧迫カード」

チョン・ジェウン記者 2013.04.10 21:12

双竜車使用者側は4月11日、無給休職者との顔合わせを前に、10日に生産物量が増加しているのに伴い、平沢工場組み立て3ラインに対し、来月から夜昼2交代制の施行を検討していると明らかにした。3ラインでは現在、レクストンW、コランドスポーツ、輸出用のカイロン、アクティオンが生産されている。またチェアマン、コランドツーリスモなどが生産される平沢工場2ラインにも来週から車体作業数を1時間当り7台から9台に上げる計画だ。

使用者側による今週の2交代制施行の発表は、事実上、新しい発表と見るのは難 しい。すでに3ラインは生産量が増え続けていたので人員補充が必要だったし、 夜昼2交代制にも言及された。使用者側が3月4日、紆余曲折の末に455人の無給 休職者を工場に復帰させた理由の一つだ。また、工場に復帰した無給休職者、 懲戒解雇者などを対象として実施した10週間の教育・実習期間が終わろうとし ており、使用者側は彼らを生産ラインに配置しなければならない。

だが無給休職者と懲戒解雇者は3年6か月ぶりに工場に戻り、5月13日予定された 現場配置を前に不安に震えている。使用者側が一部無給休職者と懲戒解雇者を 「余裕人員」として現場配置しないと言い、非正規職の新規採用計画を進める 二重的な態度を見せているためだ。

無給休職者たちは、使用者側は3月26日「2013年チーム別細部増減人員」の資料 で、生産量の増加により無給休職者、懲戒解雇者のうち必要なのは336人だけで、 82人の非正規職を新規採用すると主張した。現在、現場に復帰できずに教育・ 実習中の無給休職者、懲戒解雇者は490人ほどだ。使用者側の主張によれば、約 150人の無給休職者と懲戒解雇者は「余裕人員」で現場に復帰できない。

無給休職者のK氏は「使用者側は無給休職者との一言の相談もなく一方的に人員 配置をしているだけでなく、使用者側の人員算出の根拠は誰も知らない現実」 とし「336人だけが必要だということは、後の150人はまた休業措置をしたり、 業務復帰させずにいじめてやるということ」と主張した。

無給休職者たちは、今回の使用者側の措置が賃金請求訴訟放棄確約書を書かな い無給休職者を圧迫するための方案だと分析した。無給休職者たちは使用者側 が労使合意を破り、3年6か月間工場に戻れずに賃金請求訴訟を提起した。これ に関し、裁判所は使用者側が賃金の一部を支払うべきとし、無給休職者の主張 を認め、現在、無給休職者約190人が2次賃金請求訴訟を続けている。

無給休職者のL氏は「会社が賃金請求訴訟を放棄しろと脅迫し続け、一部の無給 休職者が賃金請求訴訟確約書に署名している」とし「確約書に署名せず自分の 信念を守って訴訟を続ける無給休職者に対し、使用者側が不利益を与えている のは明らか」と話した。

続いて彼は「人員が必要なら工場復帰した無給休職者を配置して解雇者を復職 するのが常識ではないか」と問いかけ「だが会社は確約書を基準として無給休 職者を分断し、無給休職者には雇用がないと言いながら非正規職を配置して、 生産量が増加したと言いながらも解雇者復職を無視している」と批判した。

今回の措置には金属労組双竜車非正規職支会も強く反発している。ソ・メンソ プ非正規職支会長は「現在、会社が非正規職を新規採用している。これに関し、 労組に問い合わせが入っている」とし「無給休職者など、正規職復帰者に約 150人の余裕人員があるという人員計画を組みながら、非正規職は別途に82人を 追加で新規採用するのはおかしい」と批判した。

続いて「約150人の余裕人員編成計画は、教育を受けている無給休職者、懲戒解 雇者へのもうひとつの脅迫で、社内下請非正規職を増やし続ける計画だ」とし 「無給休職者を分離して、非正規職を量産する会社の人員配置計画を全面的に 修正しろ」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-04-12 20:08:25 / Last modified on 2013-04-12 20:08:26 Copyright: Default

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