キム・ジンスクなど韓進重組合員5人に大量拘束令状請求

24日自主出頭、調査終わるとすぐ拘束令状...「報復的措置」と批判

警察が民主労総釜山本部のキム・ジンスク指導委員と韓進重工業支会組合員など 5人の拘束令状を請求した。

拘束令状が請求された5人は韓進重工業工場の中で烈士闘争を展開してきた人々で、 キム・ジンスク指導委員とチャ・ヘド金属労組韓進重工業支会長、パク・ソンホ 支会副支会長、ムン・チョルサン金属労組釜山梁山支部支部長、チョン・ ホンヒョン支部組織部長の5人だ。

［出処:チャムセサン資料写真］

彼らは工場の中で闘争していた時に逮捕令状が発行され、チェ・ガンソ烈士の 葬儀の後の2月24日午後6時頃、影島警察署に自主的に出頭した。だが、警察と 検察は調査を終えた直後の26日午前、裁判所に5人全員の拘束令状が請求された。

警察と警察は彼らに、△共同建造物侵入、△業務妨害、△財物損壊、△集示法 違反の容疑を適用した。釜山地方裁判所は来る27日午前11時、5人に対する拘束 令状の実質審査を実施する予定だ。

韓進重工業労使合意が妥結して4日後に警察が5人の全員拘束令状を請求したこ とで、報復的措置という批判が提起されている。特に労組側は、円満に労使が 合意したのに、警察と検察が『法』を装って労組に暴力的行為を加えていると 反発している。

金属労組は「朴槿恵政権発足を控えて韓進重工業労使がチェ・ガンソ労働者の 死に関する事態について、23日に円満な労使合意を実現した。一日後に葬儀を 準備し、葬式も円満に行った状況」とし「ところが朴槿恵政権が発足して一日 で、労働者5人に拘束令状が請求されたこと自体が、朴槿恵政権の反労働者的で 反人間的な態度を天下に示す不幸な事態」と説明した。

特に労組側は、共同建造物侵入など5人に適用された容疑は不当だと主張してい る。金属労組は「共同建造物侵入は本来、工場内の労組事務室を源泉封鎖した 会社の誤りが大きく、集示法違反も申告された車道をデモ行進していた遺体の 運柩隊列を武装警察数百人が全車線を封鎖したことで発生した」として「その 責任をなぜ申告されたデモ行進をしていた労組幹部にかぶせるのか、まったく 分からない」と批判した。

工場に入った労組幹部、組合員が生産を妨害したり工場出入と作業場の移動を 妨害したことは全くなく、業務妨害の容疑適用も不当だという立場だ。しかも 韓進重工業労使は23日に労使合意文で「会社と組合は、現事態に関連する民事 事件と刑事告訴、告発および陳情事件を双方とも取り下げる」と労使合意文に 明記した。

金属労組は「検察と警察が円満な労使合意を無視し、会社の責任者は放置し、 労働者だけを拘束させようとする不合理で反人間的な態度を取ったことを強く 糾弾する」とし「朴槿恵政権も就任後、労働者の苦痛と死を中断させるどころ か、むしろ労働者を拘束する態度を取ったことに対し、これから5年間の労働者 の強力な闘争に直面するようになるだろう」と警告した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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