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アムネスティ・インターナショナル、「韓国の人権侵害深刻、国家保安法改廃至急」

「大統領候補に国家保安法改廃要求書簡を伝達」

チャン・ヒョンミン修習記者 2012.11.29 16:28

国際人権団体アムネスティが「韓国の政治的な動機による表現の自由の弾圧が 日ましに激しくなっている」と発表し、注目されている。

アムネスティ・インターナショナルは重要な29日午前、ソウルのプレスセンター で、国家保安法適用で発生した人権侵害事例をブリーフィングし『国家保安法、 安保の名で表現と結社の自由を制約する』という主題で国家保安法の改廃を 要求する記者会見を行った。

またアムネスティは、国家保安法について、△国際人権義務に合うように改正、 △すべての良心犯の釈放、△国家保安法の恣意的適用の中止、△意思表明およ び結社の自由尊重、△国家保安法を乱用した事例の調査、△加害者の裁判回付 と被害者救済方案の用意、△国家保安法に関する国連機構の勧告履行が含まれ る公式書簡を大統領候補に送ると明らかにした。アムネスティは、この内容を 大統領候補の公約にして当選以後に履行するよう要求する方針だ。

この日の記者会見でアムネスティ・インターナショナルは、オンライン討論を 抑制するための意図で、当局が国家保安法を適用したパク・チョングン氏の例 をあげて、国家保安法で一番問題になる第7条の反国家団体鼓舞称賛罪の問題を 指摘した。

アムネスティによれば「(パク氏が)北朝鮮の指導部を冗談で風刺する意図で、 北朝鮮ツイッター・アカウントの内容をリツイートしたが水原地方法院は懲役 10か月、執行猶予2年を宣告した」とし「実際にはパク氏が北朝鮮を支持せず、 むしろ北朝鮮に非常に批判的な社会党員だ」と反論した。

またパク・チョングン氏は「警察が調査の過程で政治的な信念について調査し たり、ツイッターが北朝鮮に有力な宣伝道具であることを知っていたのかと尋 ね、肉体的、精神的な疲労で睡眠障害と神経過敏などによるストレス治療を受 けなければならなかった」と話した。

アムネスティ・インターナショナル韓国支部のカル・サンドン事務局長も、 「国家保安法違反容疑で立件された数は、2008年46件から2011年90件で二倍程 増えた」として「単にオンラインに親北朝鮮掲示物を書き込んだという理由で オンラインカフェなどが閉鎖された件数は、2009年の18件から2011年には178件 まで増えた」と伝えた。

またカル・サンドン局長は「北朝鮮を支持する立場を持っているといえない 個人や団体にも国家保安法の適用がますます増えている」とし「このような 新しい傾向により、討論の空間がますます萎縮しており、韓国での表現および 結社の自由が深刻に弱化した」と指摘した。

アムネスティ・インターナショナルのラジブ・ナラヤン(Rajiv Narayan)韓国 担当調査官は、「国家保安法は政府に批判的な人々に付きまとって困らせる 行為を隠す隠蔽幕のような役割をしている」とし「国家保安法が適用された時、 人々は相当な代価を払わなければならなかった」と主張した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-12-01 06:41:57 / Last modified on 2012-12-01 06:41:57 Copyright: Default

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