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「韓水原、蔚珍4号機の部品問題を隠蔽して交換」

緑の党・禹元植、米国核規制委員会の分析報告書で確認

キム・ヨンウク記者 2012.11.13 11:45

蔚珍原発4号機の蒸気発生器の中心的な部品である細管を、未検証の業者が受注 したという事実がわかった。蒸気発生器の細管は1次冷却水の熱を2次冷却水に 伝える原子炉の核心部品の一つだ。

蔚珍4号機の細管不良部品問題は、蔚珍4号機の稼動から2年4か月後の2002年、 細管破裂事故につながった。当時の細管破裂事故は今までに世界で発生した 原発の蒸気発生器の細管破裂事故で最短の記録だ。

蔚珍4号機は1999年12月に商業稼動を始め、12年後の2011年に蒸気発生器全細管 の23.4%で亀裂が発見され、最近、保守点検ではなく交換を決定した。特に民主 統合党の禹元植(ウ・ウォンシク)議員(国会脱核エネルギー転換国会議員の会) が今年の11月に原子力安全委員会で確保した資料によれば、2012年の蔚珍4号機 の細管欠陥が確認された数は7881本で、2011年の調査結果より2倍も高かった。

これにより禹元植議員と緑の党は11月13日、国会記者会見場で記者会見を行い 「蔚珍4号機の蒸気発生器細管導入過程に対する真相を公開して、関連者を一罰 百戒とするように」と要求した。

また「問題の蔚珍4号機の蒸気発生器の細管は、最初からこのような欠陥を持っ ていた点を知っても、正確な情報公開と是正措置を取らず、交換するまでさら に一周期運転を認めようとした原子力安全委員長は自主的に辞任しろ」と要求 した。

禹元植議員は「2004年10月に米国の核規制委員会が公開した報告書を分析した 結果、蔚珍4号機の蒸気発生器細管の問題は製造欠陥」とし「蔚珍4号機の蒸気 発生器の細管供給者は米国のB&W(Babcock & Wilcox Specialty Products)社 だった」と明らかにした。

禹元植議員は「国際的に、核発電所の蒸気発生器の細管は複雑な加工と難しい 品質管理の問題で、日本の住友、スウェーデンのサンドビック、フランスのベ リノックスの3社でしか生産しておらず、蔚珍4号機に細管を供給したB&W社 は蒸気発生器細管の供給実績がない会社であることがわかった」と暴露した。

緑の党のイ・ユジン共同政策委員長は「韓水原が細管問題の調査を公開せず、 米国核規制委員会の資料で確認するというおかしな状況が発生した」として 「米国核規制委員会の資料によれば、事故の原因は蒸気発生器細管の納品能力 がないB&W社がしたことにある」と指摘した。

イ・ユジン委員長はまた「蒸気発生器を供給した斗山重工業は、国内には B&W社の製品を納品し、海外に販売する時は安全が検証された細管メーカー による安全な材質の細管を納品するという二重定規を見せた」と非難した。

緑の党のソク・グァンフン政策委員は「韓水原は、2002年4月5日に蔚珍4号機が 稼動してから2年3か月で破裂事故がおきた事実も全く公開せず、安全問題の 総体的不良を見せている」とし「蔚珍4号機はまだ交換の過程全体が国民に対し 全く明らかにされず、韓国の規制機関は全く透明でもない」と強い措置を要求した。

禹元植議員は「政府が科学の名で国民を欺いている」とし「原発問題が専門的 であることに加え、資料そのものが公開されないので、部品もニセ物、品質 保証書もニセ物だ。事故がおきるまで問題が分からないのが原発の問題」と 関連者の処罰を要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-11-14 00:21:17 / Last modified on 2012-11-14 00:21:18 Copyright: Default

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