海軍、海軍基地工事への済州道議会環境委員長の出入を防ぐ

「海軍基地か、観光美港か」質問に海軍、「答えられない」

「海軍基地ですか?」キム・テソク委員長が再度尋ねたが、チョン・ヨンソン少佐 は「誤って伝わるので、その部分は答えられない」とだけ答えた。

3月15日、済州道議会のキム・テソク環境都市委員長が江汀村海軍基地事業団を 訪問した。キム委員長は「軍民複合型観光美港を建設する時、環境影響評価 協議内容の事後管理の部分について現場調査をする義務がある」とし基地事業団 に入れるよう要求したが、海軍側は「国防部の訓令で政治家の軍基地出入を 認めない」とし、キム委員長一行を防いだ。

▲基地に入ることを要求するキム・テソク委員長(左)と入口を防ぐチョン・ヨンソン少佐(帽子)

そのためキム委員長は、「われわれは軍基地に来たのではなく、軍民複合型観光 美港の建設現場に来た」とし「港湾の管理権限は済州道知事にあって、道議員の われわれは、それによる正当な任務を遂行しに来た」とし、再度、入れるよう 要求した。

だがチョン・ヨンソン海軍少佐は「建設現場の管理監督は済州島公務員が しているので、彼らを信じて帰ってくれ」と答えた。

海軍は、道議員は政治家なので出入を認めないと言い続けるので、キム委員長は 「一緒に来た専門委員と諮問委員は政治家ではなく公務員だから入れるのでは ないか」とし「彼らだけでも入って現場調査ができるようにしてくれ」と要求した。

これについてチャン少佐は「午後3時に関係公務員が入ってくるから、その時、 一緒に入れ」とし、道議員一行の入場を防いだ。

▲9日、江汀入り江クロムビ岩の前に小金色の色の水が流れ出ている。

一方、キム委員長はその後の記者会見で、「軍民複合型観光美港建設現場なのか、 海軍基地建設現場なのか、文書を送っても入れないのなら、ここは果たして 治外法権地域なのか」とし「海軍側は環境影響評価協議内容の履行確認のために 現場を訪問できるようにしなければならない」と述べた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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