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『陸地出身』の西帰浦警察署長、クロムビ爆破強行の意志か

西帰浦署長、6か月間に5回交替...政府対策会議の直後に他地域の者に交替

ソン・ジフン修習記者 2012.03.07 12:18

3月6日午後、イ・ドンミン西帰浦警察署長はクロムビ爆破を電撃的に許可した。 これにより7日朝、警察兵力約1000人が投入され、クロムビ爆破が行なわれている。 海軍基地建設を施行するデリム建設は、これまで2回、クロムビ爆破許可を申請したが 西帰浦警察署はこれをすべて返却してきた。

西帰浦警察署には海軍基地建設反対闘争が本格化した昨年7月から6か月間で5人 の署長が赴任した。

▲イ・ドンミン西帰浦警察署長

現イ・ドンミン署長の前任のキム・ハクチョル署長も待機発令当時は『健康上の 理由』を理由に上げたが、事実上の更迭という解釈が有力だ。キム・ハクチョル 署長は二回のクロムビ発破許可申請をすべて返していた。またクロムビ問題に 「遺憾」を表明した。

昨年7月に赴任したソン・ヤンファ署長は、チョ・ヒョノ警察庁長官が直接更迭 した。8月24日、海軍基地建設現場でクレーンが組み立てられるのを見て駆け付 けた村住民を強制的に連行する過程で、むしろ住民にだまされて包囲され、 深夜まで警察署に戻れない状況が起きたためだ。チョ・ヒョノ庁長はこれを 「公権力が無力化された事件」と規定してソン署長を更迭した。

そのため2月22日、イ・ドンミン現署長が西帰浦警察署長に赴任した時から政権 の『強行の意志』を貫徹する尖兵と予測され、結局発破許可が下された。

イ署長が以前の署長とはっきり違う点の一つが『陸地出身』という点だ。済州 出身だった前署長と違い、イ署長は全北益山の出身だ。

済州島には『ケンダン』という地域共同体意識が根深く残っている。ケンダン は、同じ島の人々の紐帯と同僚意識を意味する。『強攻』の尖兵としては、 どうもケンダンがある済州出身より陸地出身の人物の方が効率的だと判断した 可能性もある。

実際に、江汀ではいつも公権力行使の正当性の問題が提起されてきたが、済州 出身の西帰浦警察署長はこれにうまく対処できず、決定的瞬間に強硬な立場を 取れずに政権の強攻ドライブの障害として作用してきた。

イ署長の赴任の時点も、海軍基地工事強行と関連ありそうだ。政府の『江汀港 工事再開関連関係部署協力会議』が開かれた直後、イ署長の赴任が決定された。 工事再開に関し、強硬な立場を確定し、その後、陸地出身の人物を確定した という指摘だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-03-08 00:23:15 / Last modified on 2012-03-08 00:23:25 Copyright: Default

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