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韓米の労総、「韓米FTA、政府が合意しても批准を防ぐ」民主労総-米国労総、FTA全面廃棄のための連帯を宣言
ユン・ジヨン記者 2010.11.10 16:15
キム・ジョンフン通商交渉本部長とロン・カーク米国貿易代表部代表は3日目の 通産長官会議を開き、韓米FTAの懸案を議論している。両国はすでに主要争点に 合意した状態で、現在は細かい内容と合意内容の方式についての立場を定めている。 『自動車分野』再協議...果たして自動車で終わるか?すでに両国は11月11日の韓米首脳会談の前にFTA再協議を終えると断言しており、 交渉は9日中に完全妥結に至ると見られる。韓国は8日、韓米通産長官協議と関 係長官会議で自動車分野に関する米国の要求をある程度受け入れるという立場 を明らかにした。現在両国は米国車の環境規制緩和に合意したという。 特に年間販売台数1千台未満の車両に限り例外を認める方針だった韓国政府は、 結局販売台数1万台以下へと基準緩和を求める米国側の要求を受け入れたようだ。 したがって年間販売台数3千台以下の米国産自動車は2015年から適用される燃費 基準から除外される予定だ。また10人乗以下の米国車には国内の環境基準が免 除され、販売量6千500台未満の米国車には韓国の安全関連自己認証範囲を年間 販売台数1万台へと許容範囲を拡大した。 また韓EU FTAで『関税払い戻し』が含まれたことについて、米国側はこれを要 求し続けている。結局、韓国は第3国から輸入された自動車部品への関税払い戻 しの上限を韓EU FTAの内容と同じく5%と提案することに合意した。 また韓国産ピックアップトラックの関税にも、現在は10年間で25%の関税を段階 的に廃止する原則で、米国側の要求のとおりに関税撤廃時限の延長や関税撤廃 還元措置を適用するようにした。 今回の韓米FTA再協議は、牛肉と自動車分野で行われると予想されていたが、結 局自動車分野に限定された。そのため一部では自動車分野で交渉を容易にする ために、牛肉分野は『おとり』だったという主張を提起している。 また今回の再協議は自動車に限定されたが、米国側は牛肉交渉を決して放棄し たわけでないという主張もある。米国の世論を考慮して、別途のテーブルを設 けて牛肉交渉を再開する可能性があるという。特に今回の再協議で環境基準な どに対する追加契約書が作成されると、その後、米国側は絶えず付属協定を要 求するという憂慮もある。 NAFTAによるメキシコ経済の破綻も韓米FTAの憂慮をもたらしている。市民社会 団体が韓米FTAの全面無効化を宣言するのも、NAFTAより程度が高い米国式自由 貿易協定による韓国経済の破局を憂慮しているからだ。参与連帯のイ・テホ事 務局長は10日、外交通商部前の記者会見で「NAFTA以後、メキシコは対米輸出が 300%増えたが、輸出を主導しているのは15社の大企業に過ぎない」とし「特に 失業率の急上昇でメキシコ人口の15%が米国に渡って不法労働者に転落し、すべ ての国民を敗者にした」と説明した。 韓国労働者も、米国労働者も『NO FTA!』今回の韓米FTA再協議が米国側の要求のほとんどを受け入れたと言われ、野党を はじめとする労働、市民社会団体は『不平等亡国協定』、『ばらまき外交』と 強く反発している。特に韓国の民主労総だけでなく、米国労総も韓米FTAが米国 労働界に与える打撃を憂慮している。 10日午前、韓米FTA阻止汎国民運動本部(汎国本)は、外交通商部前で記者会見を 行い、不平等亡国協定の韓米FTA廃棄を要求した。特にこの席には民主労総と米 国労総(AFL-CIO)側の人物が各々参加して、FTAによる両国の経済破綻を憂慮し た。すでに両労総は9月、韓米FTAの問題を批判する共同声明を発表している。 この席でチョン・ヒソン民主労総副委員長は「韓米FTAは製造業と公共部門雇用 を大幅に縮小させ、特に公共部門を民間事業に移転する役割を果たす」とし 「そのため韓国と米国の労働者、農民、庶民の被害はさらに重くなる」と指摘 した。続いて「今回の韓米FTA再協議が李明博政権とオバマ政権によって合意さ れても、まだ批准の問題が残っているので、これを防ぐ闘争をする」と伝えた。 キャサリン・ゴールド米国労総国際室長も韓米FTAの問題を指摘した。彼女は 「韓米FTAは労働者、庶民、消費者の権利より、企業の権利をさらに強く保障す る」とし「またこれは両国の製造業基盤を弱める否定的影響を持たらす。特に 韓国の600万以上の非正規職労働者の生存権に悪い影響を与える」と見通した。 続いてキャサリン国際室長は両国労総間の連帯を強調した。彼女は「今回の韓 米FTAで、韓米両国の労働者は強力な連帯をする」と述べ、「それは企業家より 労働者庶民のための世界システム、つまり新しい世の中を作るため」と声を高 めた。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2010-11-11 13:46:46 / Last modified on 2010-11-11 13:46:57 Copyright: Default 世界のニュース | 韓国のニュース | 上の階層へ |