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ホ・セウク組合員、意識はあるが重態

火を付けた後もスローガンを叫び火気を吸入、午後に精密検査

チェ・イニ記者 flyhigh@jinbo.net / 2007年04月02日14時17分

ホ・セウク組合員が治療を受けている漢江誠心病院には2日現在チュ・ボンヒ 民主労総副委員長、キム・ウンジュ副委員長、イム・ソンギュ公共運輸連盟委 員長、グ・スヨン運輸労組タクシー本部長など民主労総および運輸労組関係者 と民主労働党党員、平和と統一を開く人々の会員が状況を共有して待機している。

漢江誠心病院を訪れた一般市民も20余人の関係者が深刻な表情で病院のロビー に集まっているすがたを見て「FTAに反対して焚身した人がここに入院してい る」という言葉をやりとりしながら関心を見せている。

民主労総のパク・ソンミン対協室長が伝えた前日の担当医の所見によれば、ホ・ セウク組合員は首の上の顔の部位と下半身に深刻な火傷を負い、全身の63%の 火傷の51%以上が3度の火傷で、重態だ。担当医は「回復しない可能性は70% 以上」という見解を明らかにした。

ホ・セウク組合員はからだに火をつけた後も「韓米FTAを中断しろ」、「盧武 鉉は退陣しろ」などのシュプレヒコールをあげ、相当量の火気を吸入したと思 われ、これによる気道の喪失も憂慮されている。また警察が散布した消火粉末 が呼吸器を通して肺に入っていると、さらに危険な状況だと伝えられる。

「平和と統一を開く人々」の会員がホ・セウク組合員が治療されている漢江誠心病院ロビーで韓米FTA廃棄とホ・セウク組合員の回復を祈るピケを持って待機している。

焚身後もスローガン、火気吸入憂慮

民主労総によれば今日午前10時30分からホ・セウク組合員の気道と肺の状態を 確認するための呼吸器内科主導の内視鏡検査が実施された。気管支の損傷がひ どく、近いうちに人工呼吸器を付けるかもしれないという所見が出てきた。続 いて午後2時30分頃、精密検査に入る。

漢江誠心病院で会ったチュ・ボンヒ民主労総副委員長は「昨夜ホ・セウク組合 員と面会したが意識があり、人の話がわかる程度だったが、現在の状態は確認 できない」と話した。普段、ホ・セウク組合員を個人的に知っていたというキ ム・ウンジュ副委員長は「あの年齢でもいつも先頭に立って熱情的に活動され ていた。周辺の活動家のめんどうをよくみる几帳面な方だ」と話した。

民主労総のウ・ムンスク報道官は「ホ・セウク組合員は平統サと参与連帯会員 としてできる実践を誠実にしてきた方」とし、「米国問題に格別な深刻性を感 じ、平沢米軍基地関連闘争にも先頭に立っていたが、焚身までするとは予想で きなかった」と話した。

ホ・セウク組合員は1953年、京畿道安城生まれで、中学校を中退して上京し、 以来貧民村で撤去されるなど、これまで家族なく単独で苦しい生活をしていた。 15年間はタクシー運転手として働き、社会的矛盾を感じて参与連帯、平統サ、 民主タクシー労組、民主労働党などに加入して積極的に活動したと発表された。 運輸労組タクシー本部韓独運輸分会では代議員と統一部長をした。

漢江誠心病院に集まった関係者は、ホ・セウク組合員が苦痛で話はできないが かすかに意識が残っている点、最近の医学界の火傷の治療の程度はかなり発展 しているという点などから、ホ・セウク組合員の回復の可能性に希望をかけて いる。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-05-29 05:07:34 / Last modified on 2007-05-29 05:07:34 Copyright: Default

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