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「尾浦湾の夜が明ける時に同志を送る」

パク・イルス烈士追慕3周期闘争決意大会開催

蔚山労働ニュース www.nodongnews.or.kr / 2007年02月15日14時24分

今年も間違いなくやってきたパク・イルス烈士の命日の2月14日。 蔚山地域の労働者はパク・イルス烈士が焚身した現代重工業社内の4.5ドック から一番近い天下門道路の反対側に集まった。

現代重工業の天下門向いで開かれたパク・イルス烈士3周忌追慕集会

現代重工業の労働者など約150人が集まったこの日の追慕集会はパク・イルス 烈士の葬儀の映像上映に続き、金属労組蔚山支部イム・チャンス主席副支部長 と民主労総チュ・ボンヒ副委員長、民主労総蔚山本部ハ・ブヨン本部長、連帯 労組蔚山科学大支部のキム・スンジャ支部長、現代重工業社内下請支会のチョ・ ソンウン支会長などの発言が続いた。

「現代重工業は厳格に下請け労組があるのに組合活動ができないように妨害し ている。こうした資本の弾圧はいつでもわれわれの現場で起きるのだから、 15万金属労組が率先して連帯闘争に立ち上がろう」。

「現代重工業の社内下請労働者たちが闘争に立つ時、始めて蔚山の労働運動が 生まれ変わるだろう。われわれは全力を集めて現代重工業をたたき労働者たち を起こそう」。

「87年労働者大闘争は現代重工業の壁の中から始まったのだから蔚山の 労働運動の歴史から現代重労組を除いて労働者の歴史は書けない。 今年10月に予定される現代重労組の選挙ですべての力量を集め、 必ず民主労組の旗をたてられるようにしよう」。

闘争発言に立った人々は全員、現代重工業下請け労組の闘争と、正規職労組を 民主労組に変えるために連帯すると口をそろえた。

金属労組蔚山支部のクォン・ギベク組織部長の司会で進められたこの日の 追慕集会は、パク・イルス烈士に対する追悼詩「墓碑銘」を朗読してすべて 終えた。

ここにある労働者が、搾取で日が昇り、搾取で年が暮れる差別で日が昇り、差 別で年が暮れる死の工場、現代重工業、地獄のような下請け労働者の現実に恨 を抱き全身を焼いて告発する。

後日、下請けというくびきを投げ捨ててこの地に差別のない世の中、尾浦湾の 夜明けが明るくやってくれば、その時四人の同志を送るだろう。同志よ! 尾浦 湾の空でいつも見守るように、パク・イルス同志だ!

「労働者約10人、現代重工業社内で沈黙デモ」

この日の追慕祭が進められる間、烈士が最後に絶叫しながら目をとじた 現代重工業工場の中では、労働を終わった労働者たちが疲れた顔で出てきながら、 追慕祭をしている人々の横を何ごともないかのように通り過ぎていた。

「現代重工業で下請けとして暮すということは、人間であることを放棄しなけ ればならず、現代版の奴隷として暮さなければならないこと」とし、「あらゆ る差別と蔑視、剥奪感、搾取から来る怒りに耐えられず、死を選択するほかは ない」というパク・イルス烈士の叫びは、3年たった今も相変らず有効だが、 その中の労働者たちは簡単に沈黙を破らずにいる。

現代重工業に通う限り、下請け労働者は彼らの無関心は「生存のための強要さ れた沈黙だ」と断言した。

自分たちの境遇がくやしくて非人間的な扱いをされて腹が立つが、これを変え ることができないと思い、ただ耳をふさぎ目をとじて働くほかはないということ。

しかし巨大な沈黙の工場の中でも小さいが希望を掘りおこすための身もだえは 絶えることなく続く。

この日の夕方、追慕集会の前の昼間12時頃に現代重工業社内他業3館の食堂の 入口では10人余りの直営労働者がパク・イルス烈士を追慕しながら、奇襲的な 沈黙デモを繰り広げた。

彼らは昼食に出てきた労働者たちに向かい「2月14日はパク・イルス烈士3周忌、 今日はすべての現代重労働者が必ず記憶しなければならない日です」という プラカードを持っていた。

2年前から現代重工業の一部の活動家が烈士が焚身した4.5ドックで追悼式をし ていたが、警備隊に封鎖されたために一回もシュプレヒコールさえ叫べない 状況になり、奇襲的に食堂の前で沈黙デモをした。

彼らは沈黙デモを終え、12時30分頃にまた追悼式のために4.5ドックの前に集 まったが、烈士への黙祷に続いてシュプレヒコールをあげると、すぐ警備隊が 押し出したため、5分ほどで強制的に解散させられた。

この日の沈黙デモに出た現代重工業のある労働者は「今、現代重工業工場の中 では形式が整った追慕集会ができる条件ではないが、今日のように沈黙デモの ようにさまざまな形式でパク・イルス烈士を組合員に知らせるため、追悼式は 毎年開く」と述べた。

一方、12日から一週間、パク・イルス烈士3周忌追慕期間に決め、烈士の墓地 への参拝、映画上映、追慕集会などを行っている現代重工業社内下請支会は、 15日に烈士精神関連座談会を下請け支会事務室で開く予定だ。 (チョン・ギエ記者)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンス:営利利用不可・改変許容仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2007-03-11 22:00:01 / Last modified on 2007-03-11 22:00:02 Copyright: Default

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