韓国進歩連帯(準)発足

3〜4月の本組織発足を目標として全国巡回を開始

イ・ユノン記者 sisyphus＠jinbo.net / 2007年01月10日11時29分

9日の午後4時、ソウルの白凡記念館で約1000人の参加者を集めて韓国進歩連帯 (準)出帆式および2007年闘争宣布式が開かれた。

韓国進歩連帯(準)は、民主労総、全国農民会総連盟(全農)、民主労働党、全国 貧民連合など19の部門団体と3つの地域団体から構成される。韓国進歩連帯(準) は、△民族自主(強大国の覇権主義反対)、△新自由主義世界化反対、△民衆生 存権争奪、△民衆主体の民主主義、△6.15共同宣言履行と自主的平和統一、 △国際進歩的平和勢力との連帯を綱領とする。

共同準備委員長は、チョ・ジュノ民主労総委員長、ムン・ギョンシク全農議長、 ムン・ソンヒョン民主労働党代表、ユン・グムスン全国女性連帯代表、チョン・ グァンフン全国民衆連帯代表、オ・ジョンニョル全国連合代表、ハン・サンリョ ル統一連帯代表の8人だ。

韓国進歩連帯(準)は、3月から4月にかけての本組織発足を目標として1月24日 に新年連続情勢討論会、2月7日に韓国進歩連帯(準)2007年情勢討論会を開催す る予定だ。この他にも地域の部門団体懇談会および全国巡回を通して「創立委員 1万5千人組織」の目標を達成する計画だ。

共同代表のあいさつで、オ・ジョンニョル全国連合代表は「民衆の勝利こそが 私たちの最高目標」だとし「民衆の勝利とは、民衆が権利を勝ち取り、民衆が 主体になって自主民主政府と祖国統一を達成すること」と強調した。

チョン・グァンフン全国民衆連帯代表は「南韓社会における単一戦線体である 進歩連帯の歴史的な発足は、野心に充ちた統一戦線体だ」とし「一つの戦線、 一つの進歩政党で、民衆大団結を成功させよう」と訴えた。

続いて韓国進歩連帯(準)は宣言文と対国民要請文を発表し、16日の「韓米FTA 阻止汎国民大会」への参加を約束して行事を終えた。

なお韓国進歩連帯(準)は8日に民主労総内の地下食堂で開かれた記者懇談会で、 「韓国進歩連帯は、既存の連帯組織と異なり中心性を明確にする常設連帯組織 になる」と発表、「民主労総、民主労働党、全農など主な組織の中心的な議決 単位が共に集まって事案を決めていく連合と連帯の中間型の組織」と伝えた。

大統領選挙での具体的な活動方向について「候補戦術などの具体的な計画をた てるには、内部的な合意が足りない」とし「民衆進歩陣営が大統領選挙で周辺 化されることを克服し、社会の主導的勢力として登場するために、無理な側面 がないとはいえないが、無理してでも組織発展をさせたい」と説明した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
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