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世界経済危機、労働市場の性格差を拡大

ILO報告書、来年も回復の見込みなし

チョン・ウニ記者 2012.12.12 17:15

世界経済危機で労働条件が悪化する中で、女性労働者が男性よりさらに大きな 困難に直面していることが明らかになった。

12月11日、国際労働機構(ILO) 2012年世界女性雇用動向報告書によれば、2007 年の男性失業率は5.3%で、2012年の5.8%から0.5%増加したが、女性の失業率は 約5.8%から6.4%への0.6%で、男性より0.1%高かった。2012年、女性労働者の 50%はぜい弱な雇用条件で働いていたが、男性は48%だった。

ILOは世界的に失業と雇用での格差が好転する傾向を見せていたが世界経済危機 でこの傾向は逆転し、世界的に男性より高い女性の失業率が来年も良くならないと 展望した。

[出処:http://www.ilo.org]

人口対応雇用現況で、性別格差は危機前の期間より多少下がったが、24.5%差 で相変らず高止まりしている。特に南米とカリブ海、アフリカ、中東で高かった。

しかし危機は先進国では貿易依存分野で働く男性に大きな影響を及ぼしたが、 開発途上国ではこの部門に従事する女性に強い影響を与えたことが明らかになった。

労働力参加格差は1990年代より良くなったが、この10年間はあまり改善されな かった。男女の参加率は10年間で同じように低下し、主に教育、年齢と就職の 意欲喪失が原因に作用した。

ILOは雇用と経済分野での失業、雇用、労働力参加率、ぜい弱性と差別に関する 性別格差を分析してこのように明らかにした。

ミシェル・バチェレ(Michelle Bachelet)国連女性機構総裁は「世界的に女性が 経済と生産に寄与しているが、継続的に彼らの完全な経済的潜在力実現を防ぐ 多くの障壁がある。これは女性だけでなく経済成果と成長を阻害する」と話した。

ILOは報告書で「世界経済危機の間、失われた2900万の雇用は復旧しなかった」 と明らかにする一方、「IMFが2013年の世界GDPを3.8%から3.6%に下げたことに より、来年は2500万の雇用が失われる」と指摘した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-12-13 14:57:07 / Last modified on 2012-12-13 14:57:07 Copyright: Default

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