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「コロナ19拡散、性認知的な対応が必要」

「女性医療・ケア職群で男性よりさらに多く感染・死亡」

ウン・ヘジン記者 2020.07.10 15:49

コロナ19の拡散による性別不平等が憂慮される中で、 国際団体が性認知的な感染病対応の必要性を提起した。

国会立法調査処(調査処)は7月7日に「議会外交動向と分析」の報告書を発表し 「コロナ19に対する多様な対応方案を用意する過程で、 ジェンダー次元の影響、性別不平等現状の持続と拡散による 経済・雇用・ケア・ジェンダー暴力などに対しても注目する必要がある」と伝えた。 該当報告書は国際議会連盟の性認知的コロナ19対応提案の背景と内容を中心に作成された。

報告書によれば、 感染危険が高かったり、医療・ケア職業群に女性が従事することが多く、 実際にこの職群では女性の感染割合が高いことが明らかになった。 国際協力開発機構(OECD)によれば、 全世界の医療・ケア従事者中70%が女性だ。 その上、英国の医学ジャーナル、ランセットは 以前コロナ拡散当時に湖北省で活動した医療スタッフの90%は女性だと報道した。

▲国会立法調査処報告書キャプチャー[出処:グローバル ヘルス50/50]

グローバルヘルス5050の資料には、 医療・ケア従事者の感染者に女性が占める割合は、 スペイン75%、米国73%、ドイツ72%、イタリア68%の順だと出ている。 これに対して調査処は 「今までケア・医療従事者の死亡率に対する国家水準のデータはほとんど発見されなかったが、 女性の医療・ケア従事者が男性よりさらに多く感染・死亡したと推測することもできる」と説明した。

また、彼らはコロナ19による雇用の縮小が女性の割合が高い職業群で目立っていると指摘した。 彼らは「韓国女性雇用動向資料によれば、 コロナ19が本格化した今年の3月に11万5千人の雇用規模が減少し、 雇用率は49.9%に下落したが、 こうした傾向は主に宿泊・飲食業・教育サービス業などで発生している」と批判した。

そればかりかコロナ19状況で発生する女性暴力の問題も指摘した。 調査処は報告書で「社会的距離や自宅隔離、財政的困難などで危機状況で 女性に対する暴力、家庭暴力の危険、オンライン、デジタル暴力の危険に露出する可能性が高いという指摘がある」と伝えた。 続いて彼らは「実際にヨーロッパ連合では都市封鎖以後に家庭暴力率が増加し、 これに対して被害者支援施設とサービスに対する接近が難しくなったという報告がある」と説明した。

そのため国際議会連盟は、コロナ19性認知的対応指針として、 △意思決定への女性の参加と影響力確保、 △性認知的分析と立法、 △性認知的メディア、 △性認知的議会運営などを提示した。 「性認知的メディア」とは、 議会がメディアやソーシャル プラットフォームなどで女性・児童が処した応急状況に対応し、 健康・安全・家族に対する支援と社会サービスを維持しなければならないということを意味する。 また彼らは性認知的議会運営のために性差別のない柔軟な遠隔時間勤務、有給休暇などが必要だと強調した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-07-13 21:44:54 / Last modified on 2020-07-13 21:49:21 Copyright: Default

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