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高麗大性暴力被害者「加害学生と会うのが恐い」

被害者が心境を明らかに... インターネットユーザー、「加害学生の教籍剥奪措置を」

チョン・ヨンギル修習記者 2011.09.02 14:30

高麗大医大セクハラ事件被害者が加害学生とまた学校で会うかもしれないという 恐れを吐露した。

被害学生、「加害者と同じ学校に通うなら私が学校を離れるしかない」

9月2日午前、MBCラジオ〈ソン・ソッキの視線集中〉に出演した被害者A氏は、 「彼らと同じ学校に通う自信がない。私は学業を放棄すれば、また1年通わなけ ればならないが、その時、あるいはその学生と会うのではないかと、本当に怖 い」とし「加害者と共に学校を通うようになれば、学校を離れるほかはない」 という心情を伝えた。A氏はその事件の後、憂鬱症と外傷後ストレス障害診断に より治療を受けており、毎日夜睡眠剤を飲まなければ眠れない。

A氏がこのような状態なのに、加害学生の処罰に学校は微温的な態度を見せてい る。学校では、セクハラ事件の加害者に対する裁判とは別に、懲戒手続きが行 なわれている。だが懲戒がむしろ免罪符になるかもしれないという憂慮がある。

A氏は「8月19日、教授が講義室で『加害学生は、また帰ってくる友人だから、 よくしろ』と話したと聞いた」と話し、学校当局は加害学生への懲戒を教籍の 剥奪ではなく除籍処分にするものと見られる。

除籍処分は学校に戻ることができない教籍剥奪と違い、学校側の許諾さえあれば 一学期後には学校に戻れる。

インターネットユーザー1万人、加害学生の教籍剥奪を要求

被害者が直接放送で心境を述べると、あちこちから学校当局は、加害者の教籍 剥奪の懲戒をしろという要求が続いている。1日には高麗大総学生会長が5日に 予定されている全学生代表者会議で『高麗大医大生セクハラ加害者教籍剥奪と 学校当局糾弾案件』を発議した。2日、高麗大文科大学生会でも『セクハラ加害 医大生を即刻教籍剥奪しろ』という声明を発表し、加害学生の教籍剥奪措置を 要求した。8月から集め始めた教籍剥奪要求署名運動には約1800人の学生が参加し、 教籍剥奪の要求が組織的に起きる展望だ。

ネチズンもツイッターで怒りを表出した。ツイッター利用者'imsusanna'は、 「被害者を保護するどころか、なぜ被害者が直接話すような状況まできたのか、 高麗大に腹が立ち、こんな社会が恥ずかしい」と話した。'jymjeong'は「性暴 行加害学生が戻ってくれば良くしてやれという高麗大医大の教授さん、私がそ の加害学生に『青は藍より出でて藍より青し』といえば失礼ですか?」と学校を 批判した。ダウム・アゴラで行われている教籍剥奪要求署名には約1万人のネチ ズンが参加した。

最近ある加害者は被害者への人身攻撃性質問をして問題になった。被害者A氏は 「加害学生が病院と学校で、普段、私の生活が乱れていたという噂をたてたと 理解している」とし「苦しかったが、じっとしていてはいけないと思った」と 放送に出演する契機を明らかにした。

続いてA氏は「私が加害者とつきあっていたとか、一緒に寝たといううわさを立 て、アンケート調査をした」とし「学校に行った時に挨拶しても、みんなが私 と目も合わさず、いじめられている気がした」と話した。

一方、この日の放送に国会女性家族委員長のチェ・ヨンヒ民主党議員も出演し 「ほとんど2次被害だ。どれほど被害者が苦しんでいるか」と話し「医療関係者 欠格事由として性犯罪を追加する医療法改正案を準備している」と伝えた。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-09-03 01:28:47 / Last modified on 2011-09-03 01:28:53 Copyright: Default

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