本文の先頭へ
LNJ Logo 韓国:トガニ対策委、裁判部忌避申請・公開裁判を要求
Home 検索
 




User Guest
ログイン
情報提供
News Item 1354228717906St...
Status: published
View


トガニ対策委、裁判部忌避申請・公開裁判を要求

「障害者・被害者の特殊性を考慮せず裁判進行」

ホン・クォンホ記者 2012.11.29 11:44

インファ学校性暴力対策委(インファ学校対策委)はインファ学校性暴力事件に 対する公正な裁判を要求し、11月28日午前11時、光州高等法院前で記者会見を 行って、インファ学校対策委のキム・ヨンモク常任共同代表など6人が集団削髪 をした後、無期限テント座り込みに突入した。

[出処:インファ学校性暴力対策委]

7月5日、光州地方法院1審裁判部は障害女子学生の四肢を縛り性暴行し、これを 目撃した別の学生に暴行したインファ学校前行政室長の金某氏(66歳)に対し、 検察の求刑より重い懲役12年、身上情報公開10年、位置追跡装置付着10年を 宣告した。

だがインファ学校対策委は、光州高等法院2審裁判部がこれを逆転し、無罪を宣告 する方向で裁判を進めているとし、反発している。

インファ学校対策委が2審裁判の過程をモニターして公開した資料では、2審の 裁判長は被害者と目撃者が1審法廷に出席し、十分に証言したが、また出席を求 めている。被害者は強姦にり生じた手首の傷を肉眼で確認するためという理由 だ。また目撃者の虚偽証言の可能性があるという態度を見せている。

2審裁判部は、被害者の手首の傷を撮影した写真を提出させ『私が考えるには、 ひもで縛られた傷ではなく自分でつけた傷だ』と主観的な意見を明らかにして、 加害者には『無罪を主張しにきたので正しくしなければならない』と話したと 知らされた。

これについてインファ学校対策委と、光州インファ学校事件解決と社会福祉事 業法改正のためのトガニ対策委(トガニ対策委)は、検察と法院に裁判部忌避申請 を提出して受け入れを要求した。

合わせてインファ学校対策委とトガニ対策委は、△すべての裁判進行の内容を 録画・録音し、これに基づいて、公判調書作成、△公開裁判に転換、△障害者 の特性と性暴力被害者の保護を考慮しない無理な審理即刻中断を要求した。

トガニ対策委のファン・ジソン活動家は「2審裁判部は、被害者陳述の信憑性を 疑って、からだについた傷などの物理的な証拠を要求している」とし「これは 1審裁判部が30ページを越える判決文で、被害者陳述の信憑性を認めた内容を、 正面からひっくり返すもの」と指摘した。

ファン・ジソン活動家は「現在ほとんどの障害者性暴力事件はどんな裁判部と 会うかで判決の結果が正反対に変わるのが現実」とし「現裁判部は施設受け入 れの問題などを正しく理解できず、被害者の陳述を疑っている」と指摘した。

延世大セブランス病院で被害者と目撃者を診療したセヌリ党の申宜真(シム・ウィ ジン)議員は「被害者や目撃者もまだ薬を飲まなければならないほど外傷後スト レスが激しい状態なのに、裁判所がまた証人出席をまた要求し、執拗に質問す ると、2次被害を受ける」とし「証人に出席をすれば追求され、既存の陳述を無 効にされることが憂慮されるので、裁判部忌避申請をする」と説明した。 (記事提携=ビーマイナー)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-11-30 07:38:37 / Last modified on 2012-11-30 07:38:39 Copyright: Default

関連記事キーワード



このフォルダのファイル一覧上の階層へ
このページの先頭に戻る

レイバーネット日本 / このサイトに関する連絡は <staff@labornetjp.org> 宛にお願いします。 サイトの記事利用について