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障害者国会座り込みを解除...「活動補助予算、人間の道理」

「重症障害者に連携型福祉は24時間活動補助人使用」

キム・ヨンウク記者 2012.12.03 15:36

12月2日午後、2013年重症障害者24時間活動補助支援予算確保のために李漢久 (イ・ハング)セヌリ党院内代表との面談を要求し、国会記者会見場(正論館)を 占拠していた30余人の障害者は、3日午前9時に記者会見を開いた後、正論館の 座り込みを解除した。

全国障害者差別撤廃連帯(全障連)は正論館での記者会見で「11月20日、国会保 健福祉委予算小委は、活動補助人がなく障害者が死んでいく事態の深刻性を認 め、最重症障害者の一日24時間活動支援を保障する2013年障害者活動支援予算 を2012年の3099億ウォンから50%上げることを決議し、独居障害者と脆弱世帯 に対して優先的に24時間活動支援計画をたてるように付帯意見を提出した」と 予算通過を要求した。

この日の記者会見でパク・キョンソク全障連常任共同代表は「今日は国連が定 めた第20回世界障害者の日であり、わが国は国連国際障害者権利協約を批准し た国家」とし「最近、重症障害者が活動補助人がなく火で死んだ痛恨の事件を 忘れない。24時間活動補助人サービスがあれば死は防げた」と残念がった。

パク・キョンソク代表は「セヌリ党が連携型福祉を話すのなら重症障害者の生 に合わせなければならない。予算と権力の好みに合わされた連携型福祉でなく、 障害者の生と社会的弱者、貧しい人々の生に合わせるのが連携型福祉」として 「セヌリ党が少なくともこの程度もしなければ福祉とは言えない」と非難した。

記者会見に参加した統合進歩党の金美希(キム・ミヒ)議員は「セヌリ党も常任 委での障害者活動補助予算の大幅増額の主張に暗黙の同調をしたが、まさに予 算決定特委で全く審議されない」とし「大統領選挙を前に多くの公約と政策を 乱発しながらも、直ちに来年の予算を作らなければセヌリ党のどんな公約が実 現されるのか。予算決定特委でその予算を作らなければ大統領選挙の約束を守 れない」と要求した。

進歩正義党の朴元錫(パク・ウォンソク)議員は「先進国は重症障害者に対して 無制限に24時間活動補助を利用できるような制度的基礎を用意している」とし 「セヌリ党は連携型福祉を話すが、重症障害者にとっての連携型福祉は24時間 活動補助人を使用すること」と指摘した。

民主統合党の李彦周(イ・オンジュ)議員は「活動補助予算50%増額は少なくとも 重症障害者が人間らしい生活をするのに必要な予算だという共感があり常任委 を通過した」とし「この問題は、他の予算と較べて増減するような卓上行政で 計算するような問題ではなく、人間らしい生活の基礎的な権利問題であり、 障害者の生命の問題だ。増額された50%は国会が障害者の人間らしい生のために できる最低の道理」と強調した。

この日、正論館座り込みを終えた障害者は午後2時に光化門で予定された世界 障害者の日の集会に参加し、活動補助予算問題を国民に知らせていく予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-12-04 06:52:04 / Last modified on 2012-12-04 06:52:05 Copyright: Default

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