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清州市老人病院事態、新局面に突入

衝突の末に解雇者の一部が復職、集中交渉を予告

チョン・ジェウン記者 2014.10.30 15:39

清州市が労組と面談して仲裁に動き、 10月29日、清州市老人専門病院(清州老人病院)事態が216日目に新局面をむかえた。

李承勲(イ・スンフン)清州市長と民主労総公共運輸労組医療連帯忠北支部清州市老人専門病院分会のクォン・オクチャ分会長など労組関係者4人は、 この日の午後9時に清州市庁小会議室で1時間ほど面談した。

その結果、李市長は労組の要求を一部受け入れ、 病院側に是正勧告した。

[出処:メディア忠清]

病院は解雇者と待機発令者6人を30日復職させることにした。 しかしこれ以外の解雇者2人は解雇を撤回したものの、 懲戒手続きを強行するという立場だ。

李市長は11月の初めから総合監査を行い、 ハン・スファン医院長と委託契約を解約するほどの理由があれば、 各界専門家が参加する審査委員会を構成し、解約も検討すると明らかにした。

労使は清州市と労働部が参加した仲裁交渉に 集中することにした。

労組はこれまで病院の各種の違法行為と労組弾圧、患者安全などを問題にして、 清州市が直接事態解決に動くよう要求してきた。 クォン分会長は面談で「病院は労組に交渉要請文書と労働者待機発令懲戒文書を共に送ることを繰り返した。 交渉の意志がない」とし 「公共の病院で少なくとも法も守られないから清州市が動くべきだ」と指摘した。

李市長は労組との面談の直後、ハン医院長と市庁の近くで別に会い、 このような内容の是正勧告案を伝えた。 ハン医院長との面談の後、李市長は労組員が待機している市役所本館前に直接きて、 結果を知らせた。

窮地に追い込まれた病院のやむを得ない選択?
清州市総合監査を行い委託契約解止の有無を決定
216日のストライキ、24日の野宿とハンスト...「なぜ衝突事態まで押しやるのか」吐露

とにかく病院側が清州市の是正勧告を受け入れたことで事態解決の糸口が見つかったが、 自発的な意志というよりは窮地に追い込まれた病院側のやむを得ない選択と見られる。

10月20日の国政監査ではハン医院長の資格問題が議論された。 清州市が条例に違反して資格条件に達しないハン院長に委託運営を任せたという指摘だ。 また、長期化した労使の対立で患者の安全問題まで提起された。

労働部は先に病院側が9億ウォンほどの賃金を未払いにして、20余件の労働法に違反したと明らかにした。 労働委員会は労働者集団解雇と懲戒に対してすべて不当解雇と不当懲戒を決定し、 労組側の首長を認めた状況だ。

労組の200日を超えるストライキと市庁前の野宿座り込み、 クォン分会長のハンスト座り込みなどは清州市と病院側を圧迫した。

これに加え市庁で労組員3人が連行され、数人の負傷者が発生するなど、 29日の衝突事態で清州老人病院事態は手のつけようがないほど悪化する兆しが見られた。 清州市もひとまず緊急な火を消さなければならなかった。

[出処:メディア忠清]

分会のある組合員は 「29日の一日は多くのことがあった。 昼間には清州市が退去を命令して警察が暴力連行して、 夜には会うのが難しかった清州市長が労組と面談をして、 医院長が市長の話を聞いて6人を復職させるといった」とし 「清州市と病院はなぜ激烈な衝突事態まで追いやったのかわからない」と吐露した。

一方、労組は連行者3人が警察署から釈放され、 夜11時頃に市庁前の座り込み解団式をした。 クォン分会長は解団式後に24日間のハンストを中断して 忠北大病院応急室に移送された。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


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