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晋州医療院休業...洪準杓の「暴走」、労組は「決死闘争」

洪準杓「患者全員の対策が終われば廃業する」

ユン・ジヨン記者 2013.04.04 11:45

4月3日に慶尚南道が晋州医療院休業予告を強行し、晋州医療院の廃業をめぐる対立が深刻になっている。洪準杓(ホン・ジュンピョ)慶南道知事は、休業中に患者全員の対策を終わらせた後に廃業手順を踏むという強硬な意志を見せている。

労組や市民社会、野党圏は、慶尚南道と洪準杓知事が一方的な行政暴挙を行っ たとし、強く反発している。労組は晋州医療院休廃業撤回のための決死闘争に 突入するとし、全面戦争を宣言した。

[出処:保健医療労組]

洪準杓知事は「(患者を)移して休業すると公告した後、患者数が40人台に減っ た」とし「もう患者全員の対策が完了すれば廃業する」と明らかにした。

彼は4日、MBCラジオ[孫石熙の視線集中]とのインタビューで「朴槿恵政権の 公共医療政策や慶尚南道の公共医療政策の後退ではなく、晋州医療院の個別の 特殊な状況」とし「強固路線労組の解放区になった晋州医療院の強固路線の 労組員を太らせる政策はしないということ」と再度強調した。

晋州医療院の敷地に洪知事が公約に掲げた第2庁舎を建設しようとしているとい う疑惑も否定した。洪知事は「第2庁舎の敷地は近所にもいくらでもある、道有 地もある」とし「それは晋州医療院問題の後で議論すべき問題だ。それを問題 にしようとするのならいちいち返事しない」と不愉快そうなそぶりを表わした。

慶尚南道が休業を強行し、労組や市民社会、野党圏の反発も強まっている。 国会次元の動きや道議会の手続きなどを無視して休業を押し通し、行政暴挙を 続けているという主張だ。

実際、来る4月9日に慶尚南道議会では、晋州医療院を慶尚南道医療院から除外 する条例改正案が扱われる予定だが、洪知事は条例案通過の前に休業と廃業の 手続きを強行している。また国会には地方医療院を廃業する時は保健福祉部長官 の承認を受けるという地方医療院法が上程されている状態だ。セヌリ党も5日の 党政調協議会で、晋州医療院正常化のための仲裁案を出す予定で、議論はさらに 広がっている。

保健医療労組は3日、慶南道庁で緊急記者会見を行い決死闘争に突入する意向を 明らかにした。彼らは「慶尚南道が晋州医療院の休業を電撃強行したのは晋州 医療院を廃業に追い込むための行政暴挙で、物理力を動員して患者の生命権と 道民の健康権を踏みにじる暴力的な蛮行」と批判した。

続いて「晋州医療院の休業強行は、国会も道議会も問わず、ただ洪準杓慶南道 知事が、自分の政治的判断ですべての政策を押し通すという傲慢と独善」とし 「患者が残っている状態で休業を強行するのは明白な患者診療権侵害行為で、 医療法違反」と声を高めた。

労組は「結局は洪準杓知事が合理的に理性を取り戻すことを要求し、晋州医療 院の休廃業撤回と公共医療死守のための決死闘争に突入することを明らかにする」 と伝えた。

無償医療運動本部も声明で「入院患者がいるのに、病院を強引に休業した事実 に驚く。今後ホン知事の暴走はもちろん、これによる問題の解決に保健福祉部 と朴槿恵政権が積極的に動くべきだ」と主張した。

韓国労総も4日に声明を発表し「朴槿恵政権は患者の生命を担保に無鉄砲に暴走 する洪準杓道知事を止めなければならない」と強調したし、進歩正義党の沈(シ ム)サンジョン議員も「洪準杓知事の脱線行政を朴槿恵(パク・クネ)大統領が正 せ」と要求した。

一方、慶尚南道は、晋州医療院の休業発表と共に3日から晋州医療院のすべての 診療行為が中断されると明らかにした。休業期間中は晋州医療院の関係者を除 き、全面的に出入が禁止される。だがまだ患者が病院に残っているため、慶尚 南道の患者診療権侵害行為と医療法違反議論が起きそうだ。

晋州医療院患者と家族は今日の午後2時、晋州医療院1階のロビーで記者会見を 開き、休業措置中断を要求する方針だ。彼らは「突然の休業発表で晋州医療院 に入院している患者と家族は当惑と心配を隠せない」とし「患者と患者保護者 はずっと晋州医療院で診療を受けることを切実に望んでいる」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-04-05 07:09:35 / Last modified on 2013-04-05 07:09:36 Copyright: Default

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