韓国:恩坪区は自立生活保障を要求すると首を締めるのか? | |||||||
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恩坪区は自立生活保障を要求すると首を締めるのか?恩坪区「障害者活動補助24時間は予算上支援できない」
カン・ヘミン記者 2013.08.29 10:52
▲警察に手足をつかまれたまま引きずられ、首を締められ暴行されたある活動家が苦痛を訴えて起きられずにいる。[出処:ビーマイナー] 区次元の障害者自立生活保障に対する恩坪区庁との交渉が決裂した。そのためソウル障害者差別撤廃連帯などの活動家が恩坪区庁前で野宿座り込みを宣言した。 ソウル障害者差別撤廃連帯(以下 ソウル障差連)、ソウル障害者自立生活センター 協議会(以下 ソウル協議会)、恩坪障害者自立生活センターは8月28日午後4時、 恩坪区庁の前で『障害者自立生活権利保障のためのソウル市各自治区巡回闘争 宣布式および恩坪区障害者自立生活権利保障のための要求案提出および区庁長 面談要請』記者会見を行い、恩坪区社会福祉課長などと面談に入った。 ソウル障差連などは、障害者の自立生活のために、△具備予算で一日24時間の 活動補助支援保障、△重症障害者権利保障と自立生活のための条例制定、△障害者 自立生活センターと自立生活事業支援、△脱施設障害者のための自立生活体験 ホームと自立住宅提供、△障害者貸し切り住宅提供事業および障害者世帯連携型 住宅改造事業実施の5項目の要求事項を提示した。 しかし恩坪区庁側がソウル障差連などの要求事項を受け入れず、結局交渉は 一時間で決裂した。 面談に参加したソウル協議会のパク・ヒョニョン活動家は「活動補助の24時間 保障は区の予算では出来ない。物価上昇率を反映し、現在は最重症障害者25人に 45時間保障している部分の5%だけを増やすといった。5%なら2〜3時間にしか ならない」と批判し、「住宅支援に関しては区の支援は難しいので市から支援を 受けられるように努力するといったが、これは結局やらないということ」と指摘した。 パク活動家は「体験ホームの提供もまた区の予算では難しいと言い、初めには 自立生活センターの支援もできないと言い、現在は14の区が支援するということ を知らせ、最低の水準にはならないよう支援できるように調べてみるといった」 とし「条例案は制定すると言い、TFTを構成すると答えた」と伝えた。 パク活動家は「結局、24時間の活動補助保障はだめで、他の要求は『調べてみ る、探してみる、検討してみる』と答えただけ」とし「要求に対する具体的な 基本案が出てくるまで、恩坪区庁の前で座り込みを続ける」と断固たる決意を 明らかにした。 ▲二時間の対峙の末に午後4時、記者会見が予定された恩坪区庁前のロビーで『障害者自立生活権利保障のためのソウル市各自治区巡回闘争宣布式および恩坪区障害者自立生活権利保障のための要求案提出および区庁長面談要請』記者会見が開かれた。[出処:ビーマイナー] この日、交渉前の記者会見で、ソウル協議会のチェ・ヨンギ会長は「2010年7月、 ここで障害者活動補助追加支援、自立生活条例制定、自立生活センター支援、 体験ホーム支援などを要求した」とし「現区庁長でもあるキム・ウヨン区庁長が 当時は予算がないが、用意してみるとし、活動補助8千万ウォン追加支援と自立 生活センター5千万ウォン、体験ホーム支援を約束した」と伝えた。 チェ会長は「しかし現在は活動補助支援だけが実施され、それも最重症障害者 に45時間あるいは20時間しか支援されない」とし「これを受けるために、現在 待機者だけで100人を越えるが、待機者は待機者でしかなく、誰かが死ななけれ ば待機者は支援を受けられない。結局、実質的に支援は受けられない」と怒った。 ▲ソウル障害者自立生活センター 協議会チェ・ヨンギ会長 [出処:ビーマイナー] チェ会長は「最重症障害者は1か月に720時間の活動補助が必要だ。昨年10月に 故キム・ジュヨン同志がなぜ死んだか。活動補助人が退勤して三時間後に火事 になって、タッチペンをくわえて119に電話したが、消防が到着する前に窒息死 した」とみじめな記憶を思い出しながら、「障害者の現実を考慮した実質的な 予算を作れ」と絶叫した。 ソウル障差連のパク・ヒョニョン活動家は「非障害者には眠る時間が休み時間 なのかも知れないが、重症障害者には何が起きるかわからない時間」とし、 「ところがこの時間を活動時間ではないからと支援しないのは誤り」と活動補助 24時間保障の必要性を強調した。 発達障害1級の子どもを育てていると明らかにした発達障害父母の会のユ・ジェ スク会長は、障害者自立生活に関して「息子を施設に送れという話を聞くたび に胸がつぶれそうだ。その言葉を聞きたくなくて、隠れて静かに暮らす」とし 「障害者の子どもがいない親には理解できないが、障害者の子どもを持つ親と しては、私が病気で死なないかぎり、子どもを抱きしめて暮らしたい」と苦情 を吐露した。 江東障害者自立生活センターのパク・ヒョン所長は「非障害者が老後の対策を 話すのは、年を取って、療養施設に行かずに地域社会で暮らすためではないか」 と批判し、「現在江東区は恩坪区より悪い。来週に江東区で闘争する予定だが、 ソウル25の自治区で障害者の自立生活を保証させよう」と強調した。 全国障害者差別撤廃連帯のパク・キョンソク常任共同代表は「私たちが要求す るのは現在多くの地方自治体で話され、受け入れられていること」とし「活動 補助24時間保障を恩坪区だけでしろというのでなく、他の地方自治体ではして いるのに、なぜ恩坪区はしないのかを尋ねるために来た」と声を高めた。 パク常任共同代表は「しかし、これの代価が警察の暴力で、私たちが行く道を 防ぐことならば、恩坪区はもう障害者の人権を話すな」とし「言葉だけで話し、 障害者人権保障のための実質的な要求は聞かずに予算で保障せず、障害者の人権 を話すというのはいったい何か」と批判した。 ▲恩坪区庁の前で障害者自立生活保障などを要求する声に警察が激しく弾圧し、これに抗議した非障害者活動家が警察に手足をつかまれて引きずられて行った。[出処:ビーマイナー] 一方、この日の午後2時に予定された記者会見は、恩坪区公務員の区庁封鎖と 警察の無理な鎮圧で二時間ほど遅れた。 ソウル障差連などは、区庁前のロビーで記者会見を行う予定だったが恩坪区庁 側はあらかじめ正門を閉め、鉄のシャッターをおろした。警察もまた、「恩坪 区庁が施設保護を要請した。障害者は予備法律違反者で入れない」というなど の理由をあげ、車椅子利用障害者が移動する傾斜路を盾で防いだ。 これに対して主催側は「非障害者が移動する階段は開いているのに、傾斜路だけを 防ぐのは、障害者差別で障害者差別禁止法違反」と激しく抗議した。 この過程で警察が非障害者活動家三人の腕を折って手足を持って隈に引きずっ ていき、集団暴力を行使して問題になった。警察はこのうち1人を地面に倒して 横にしたまま胸の上に乗り、肩と膝を押さえ付けて手首を捻り、首を締めた。 警察に暴行されたある活動家は「警察が『XX野郎、XX奴』などの激しい悪口を した」とし「警察に閉所恐怖症があると言ったが、それを無視して状況は10分 間続いた。双方で肩を押さえつけられ、足も押さえつけられ動けなかった」と 当時の暴力状況を証言した。 この日、集団暴行を受けた別の活動家は「ピケッティングをしていたのに警察 が採証カメラの邪魔になるとし、プラカードを奪おうとして抵抗している時に 腕を後に折られ連れて行かれた」と当時の状況を伝えた。 こうした暴力について江東センターのパク・ヒョン所長は「交通弱者移動便宜 増進法には、障害者が移動するために何の理由もなく物理的に妨害することを 禁じると明示しており、これは障害者差別禁止法にもある」とし「いったい、 誰が法を犯しているのか。私たちを予備法律違反者と言うが、どれほど反人権 で名誉毀損なのか、法的に対応して証明する」と怒りを表わした。 ソウル障差連のイム・ヨンヒ活動家は「われわれは生存の問題でここに立った」 とし「キム・ウヨン恩坪区庁長は公開謝罪しろ。西部警察署にも抗議訪問して、 公開謝罪を受ける」と強調した。 8月28日23時現在、ソウル障差連などは恩坪区庁本館正門前などで障害者自立生活 保障を要求して、野宿座り込みを続けている。(記事提携=ビーマイナー) ▲傾斜路を防ぐ警察と対峙する障害者活動家[出処:ビーマイナー] 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2013-08-30 01:53:59 / Last modified on 2013-08-30 01:57:30 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |