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病院労働者の15%がセクハラ被害、加害者の半分以上は医師

保健医療労組調査結果、「セクハラ予防教育範囲拡大と専門機構設置を」

イ・コンマム記者 iliberty@jinbo.net / 2008年08月20日19時01分

病院で働く労働者の15%が直接セクハラ被害を経験したという。加害者の53%は 医師であることが明らかになり、加害者の14%は患者または患者の保護者だった。 こうしたセクハラは、ほとんどが外部の会食場(34%)と病棟(32%)で発生し、手 術室(9%)と診療室(6%)、病院ロビーや廊下(4%)でも発生していた。

保健医療労組が今年の産別交渉を控え、『民主的で性平等を指向する病院作り』 の一環として『病院内の暴言と暴行およびセクハラ実態調査』を実施した結果 だ。保健医療労組が3月26日から5月31日まで書面で質問用紙を回して実施した 今回の調査には、全国48病院、1670人が参加した。このうち女性は90%(1364人)を 占め、看護師が69%を占めた。

多くの病院労働者がセクハラに苦しんでいるのに、セクハラ予防の装置は病院 内に何もないことが明らかになった。回答者の53%が病院内でのセクハラ予防お よび禁止のための特別な装置がないと答えた。セクハラ苦情処理担当者がいる と答えた割合は9%に過ぎなかった。

そのため病院労働者たちの29%はセクハラ改善のために「職場内の加害者処罰お よび懲戒措置強化」が必要だと答え、20%は「職場内の男女平等意識に対する教 育を強化すべき」、14%は「職場内のセクハラ苦情処理窓口を新設し、強化すべ き」と答えた。これに対して保健医療労組は「結果として回答者たちはセクハ ラ問題を個人的な次元で解決するより、組織で制度的に解決していくべきだと 認識している」と分析した。

また、勤務中に暴言と暴力を受けた経験があると答えた回答者も13.8%にもなっ た。彼らに暴言と暴力を行使した人の38.7%は医師(教授)であり、レジデントも 14.7%に達した。患者または患者保護者も加害者の16.3%を占めた。

そのため保健医療労組は「患者の生命を扱う特殊機関だという点で、病院内の 暴言、暴行、セクハラ事件は社会的にさらに大きな問題であり、被害者が体験 する苦痛はさらに大きくならざるをえない」とし「その被害は当事者はもちろ ん、間接的に患者の保護者に対する医療サービスの質の低下につながらざるを 得ず、根本的な対策用意が要求される」と指摘、△暴言と暴力およびセクハラ予 防教育を医師、患者の保護者を含み拡大実施すること、△セクハラ予防のための 体系的な教育システム用意、△専門機構設置など制度的な次元で病院内セクハラ 規制装置強化を要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳)に従います。


Created byStaff. Created on 2008-08-23 22:17:55 / Last modified on 2008-08-23 22:17:56 Copyright: Default

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