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『4.20障害者差別撤廃闘争決意大会』開催

「障害者に対する古い差別、私たちの手で壊す」

キム・ドヨン記者 2011.04.20 19:18

『4.20障害者差別撤廃闘争の日』を迎え、500人の障害者たちが差別と抑圧のく びきを投げ捨てて街頭に出て、自分たちの堂々とした権利を話した。

420障害者差別撤廃共同闘争団(420共闘団)は4月20日午後2時、鍾路の普信閣前 で『4.20障害者差別撤廃闘争決意大会』を開き、障害等級制廃止と普遍的福祉 争奪のための闘争を宣布した。420共闘団は下からの闘争で障害者の権利を勝ち 取るため、84の障害、人権、労働、社会団体が集まって作った連帯闘争体だ。

彼らは「『障害者の日』は障害者を恩恵授与と同情の対象に転落させる者たち の祭り」とし「『障害者の日』を拒否して4月20日を障害者の権利を勝ち取る 『障害者差別撤廃の日』にする」と明らかにした。

420共闘団は「人権の歴史がそうだったように、障害者の権利もただ自らの闘争 によってのみ作られてきた」とし「今日われわれは、障害者を差別するために 作られた古い機械装置を壊そうと思う。それは人間のからだに秤を付け、等級 を付け、権利を制限する障害等級制と、障害者を家族に荷物の存在にして障害 者の家族を破綻に追いやる扶養義務制」と宣言した。

全国障害者差別撤廃連帯のパク・キョンソク常任共同代表は、障害等級制に関 して「女性も社会的弱者だが、彼らに福祉サービスを保障するという名目で女 性を等級化して分けてはいない」とし「障害者は肉の塊ではない。今日、ここ が障害者にとって烙印そのものである障害等級制を廃止して、普遍的権利確保 の闘争の場にしよう」と話した。

相変らず不備な障害者移動権の指摘も続いた。障害物のない生活環境市民連帯 のペ・ユンホ事務総長は、「初めから政府は2011年までに低床バス33.5%導入を 約束したが、現在、低床バスの導入率は10%に過ぎない。おかげで障害者は低床 バスに乗りたければ30分から一時間、障害者コールタクシーに乗りたければ3〜 4時間待たなければならない」とし「韓国のバス3万1900台がすべて低床バスに 変わり、すべての地下鉄駅にエレベーターができるまで闘争しよう」と話した。

韓国障害者自立生活センター協議会のイ・ウォンギョ会長は、最近李明博大統 領がラジオ演説で「障害者に重要なことは制度的な支援より心の窓を開くこと」 とし、国民に「心の窓を開け」と要求したことを強く批判した。

イ会長は「まさに李明博大統領自身はどれほど心の窓を開いて障害者の声に耳 を傾けているのか問わざるをえない」とし「障害者が人間らしく生きたいと絶 えず要求し、対話を要求してこうして現場に集まるしかないのは、この政府と 公務員たちは李明博大統領が言う心の窓を絶対に開かないということを実感し たから」と『不通』の政府を叱責した。

420共闘団はこの日、扶養義務制と障害等級制廃止の他にも障害者の普遍的福祉 のために保障されるべき12大政策要求案を発表した。△国民基礎生活保障法改 正、△障害者活動支援権利保障、△障害児童福祉支援法制定、△発達障害成人 の自立生活保障、△障害者の脱施設権利保障、△障害者住居権保障、△障害者 移動権保障、△障害者教育権保障、△障害者労働権保障政策樹立、△障害者差 別禁止法実効性確保、△障害者補助機器支援法制定だ。

イ・ウォンギョ会長は「私に夢があるとすれば、こんな天気が良い日に家族と 花見に行き、市民の顔色を見ず低床バスに乗り、地下鉄にも自分の金で堂々と 乗れる世の中を作ること」とし「こうした世の中を夢だけで終わらせず、自分 たちの手で、みんなの力で、私たちの闘争で韓国に作ることをわれわれ自身に 約束しよう」と提案した。

『障害等級制廃止! 普遍的福祉争奪! 4.20障害者差別撤廃闘争決意大会』は、 2時から約二時間進められ、決意大会の後、参加者は保健福祉部までデモ行進した。

一方、420共闘団は12日に普信閣前で全国闘争決意大会を開いた後、障害貧困層 民生3大法案の再改正を要求して、鍾閣駅で9日間テント座り込み闘争をしている。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-04-21 06:13:57 / Last modified on 2011-04-21 06:14:00 Copyright: Default

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