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診療費の心配も保護者も不要な病院に

保健医療労組人材拡充、健康保険保障性90%を要求

キム・ヨンウク記者 batblue@jinbo.net / 2009年03月25日17時30分

保健医療労組は3月25日『保護者のいない病院』、『診療費の心配ない国』を主 な内容とでする2009年の主要要求案を発表した。『保護者のいない病院』は、 医療陣拡充により社会的雇用を作ろうということだ。保健医療労組は『保護者 のいない病院』試験事業のために2009年追加予算として3857億ウォンが必要だ と明らかにした。

労組によればこの予算で今年4万3822人の雇用を作れる。長期的に総雇用人口で の保健医療従事者数をOECD平均の6.12%に合わせると56万人の雇用も可能だとい う説明だ。

保健医療労組のナ・スンジャ委員長は「韓国の保健医療従事者の割合は3.2%で、 OECD平均の6.12%に合わせれば労働強度と医療サービスの質の低下を改善できる」 と述べた。

ナ委員長は「モデル運営をした漢陽大病院は、労組と病院、患者のすべてに評 価が高く、モデル運営が終わって病院で最低賃金を支給し、3交代で運営中」と 紹介した。このように支援があれば一日1万5千ウォン払うだけで保護者なしで 入院できる。既存の介護人制度では、患者個人が一日5万ウォンずつ負担する。

韓国の保健医療平常勤務人材は米国の必須人材水準程度で、人材が足りずに仕 事場を分けるのは不可能なほどだという。

『診療費の心配ない国』のためには、健康保険の保障性を90%まで拡大しようと 提案した。『適正保障-適正負担-適正数が』での構造改革による画期的な健康 保険保障性の拡大が社会安全網を拡充につながるという。ナ・スンジャ委員長 は、「健康保険保障性を90%に拡大するには財源が重要だが、汎国民連席会議を 構成して保障性確保のための議論をしよう」と政府に要求した。汎国民連席会 議は『全面的な医療制度改革』のために病院労使代表、保健福祉部、国会と政 党、病院協会、医師協会、健康連帯が集まり議論をしようということだ。

保健医療労組のイ・ジュホ戦略企画団長は、「MBが医療民営化を進める状況で、 守りの闘争をするだけでなく『保護者のいない病院』と『診療費の心配ない国』 という2つの攻勢的な議題を選び戦っていくということ」と要求案を説明した。

保健医療労組はまた今年の賃上げ要求を6.8%とするが、賃上げ分の一定部分を 組合員の賃上げだけでなく、△新しい社会的雇用創出費用、△非正規職の正規職 化などの非正規職問題解決の費用、△失業者、貧困層、社会脆弱階層などの社会 的弱者への診療費支援費用に使うことにした。賃上げ分のうち支援費用への割 合は交渉の過程で使用者側と協議することにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2009-03-30 07:34:12 / Last modified on 2009-03-30 07:34:14 Copyright: Default

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