韓国:ソウル大病院の外注化を強行 | |||||||
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ソウル大病院の外注化を強行...「物流会社関与の疑惑も」医療材料系業務全体を外注化、看護運営技能職業務もなくす予定
ウン・ヘジン記者 2020.04.21 17:58
ソウル大病院が手術材料包装室業務の外注化を強行していて問題になっている。 該当業務はEZメディコムというソウル大病院物流会社で移管されるが、 キム・ヨンス医院長がEZメディコムの非常任理事に在職したことがあり、 該当会社との関係についての疑惑も出てきている。 公共運輸労組医療連帯本部ソウル支部ソウル大病院分会は4月21日の報道資料で 「ソウル大のキム・ヨンス医院長は、 効率向上の名の下に4月1日付けでその業務自体を EZメディコムというソウル大病院物流会社で移管し、外注化してしまった」と説明した。 また分会は「2020年1分期の労使協議会で外注化政策を撤回することを強く要求したが、 ソウル大病院のキム・ヨンス院長は 『人がいなくなるのではなく、業務が他に変わる』とごり押し主張をした」とし 「コロナ19災害克服のためにすべての構成員が力を合わせている時期に、 労働組合の意見は無視して一方的に外注化を強行した」と指摘した。 ソウル大病院分会によれば、 今回の手術材料包装室業務外注化政策は始まりでしかない。 病院は5月1日付で医療材料界業務全体を外注化すると同時に、 病棟物品の在庫を担当する看護運営技能職業務もなくす計画だ。 ソウル大病院と労組は2007年に統合物流システム関連で合意をした。 該当の合意文の2項には 「統合物流システム施行に関する業務を外注委託導入する場合、 最低2か月前に組合に通知して組合と十分に協議し、 協議する前に一方的に施行しない」と明示されている。 これについて労組は「病院は業務変更という『小細工』で ソウル大病院正規職の仕事を外注化させている」と説明した。 そればかりかソウル大病院の医療材料供給を担当する物流会社である EZメディコムとの関与疑惑も提起されている。 キム・ヨンス医院長が2016年10月13日から2017年1月31日まで、 EZメディコムの非常任理事に名前を連ねており、 外注化政策がすべてEZメディコムを通じて進められているためだ。 医療材料系の業務全体もEZメディコムで外注化される予定だ。 EZメディコムはソウル大病院が医療材料などを購入するために 2000年9月に設立した物流会社だ。 労組によれば10年以上、ソウル大病院の医療材料購買はほとんど EZメディコムが独占した。 ソウル大病院分会は報道資料で 「2009年からこれまでの10数年にわたり、 ソウル大病院の医療材料のほとんどを独占し、利益を上げたが、 これに満足せずさらに独占権を強化しようとする大熊製薬と EZメディコムの金儲け政策を公共病院の代表格であるソウル大病院が外注化により 支援しているという主張は決して過言ではない」と話した。 EZメディコムの株式構造は、 大熊製薬のユン・ジェスン代表が23.7%、 その子会社のインソンTSSが15.2%であり、 事実上ユン・ジェスン代表がEZメディコム株式の約40%を持っている。 一方、ソウル大病院分会は 「IMF以後、新自由主義という名で各国立大病院の清掃や駐車警備などの派遣用役職業務が外注化され、 また正規職転換になるまでに20年以上の時間がかかったことを労組は忘れていない」とし 「労組は法律、マスコミ、そして現場闘争で、労働者の雇用と労働の価値を守る」と伝えた。 労組は外注化を強行すれば労使合意違反による不当労働行為で告発するなどの法律対応をはじめ、 キム・ヨンス医院長の自宅前での1人デモと昼食集会などを進める計画で、 必要であればストライキなどの全面闘争も行う計画だ。 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2020-04-24 01:44:11 / Last modified on 2020-04-24 01:44:12 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |