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晋州医療院、初めて労使が議論...「正常化」に向かうか

「貴族労組」と猛攻した洪準杓、「構造調整」等で労組圧迫か

ユン・ジヨン記者 2013.04.11 17:37

晋州医療院労使が晋州医療院廃業事態に関する初めての議論を始めた。

保健医療労組および晋州医療院支部と晋州医療院使用者側は4月11日午前11時に晋州医療院会議室で初めての議論を行った。

この席にはナ・ヨンミョン保健医療労組政策室長とカン・ヨンベ教育宣伝室長、 パク・ソギョン晋州医療院支部長、パク・チンシク副支部長の労組側から4人、 パク・クォンボム晋州医療院長権限代行、ナム・ギョンヒ経営改善チーム長など 使用者側関係者5人が参加した。

保健医療労組は「双方は1時間30分にわたる対話で『晋州医療院廃業方針執行の ための対話ではなく、晋州医療院正常化方案を含む労使の対話を続ける』という 原則を確認した」と明らかにした。

議論に参加したナ・ヨンミョン政策室長は「一方的な廃業発表から45日間、 労使の共感と対話がなかっただけに、今日初めての出会いを基点として真剣に 正常化方案を考えて行こうということを共有した」と説明した。

今回の労使間の議論は、これまで晋州医療院廃業の強行に固執してきた洪準杓 (ホン・ジュンピョ)慶南道知事が突然「労使対話」というカードを持ち出した ことで実現した。洪知事は8日に開かれた慶尚南道議会臨時会で「医院長と対話 すれば、結果を検討する」と語った。

だが洪知事の立場の変化で実現した労使の議論は、順調に進むかどうかはまだ 楽観できない。労使が議論に入る前から洪準杓知事が「大量構造調整」に言及 するなど、労組への「強行策」を示唆しているためだ。実際に一部の言論によ れば、洪知事は9日、ハンストをしているソク・ヨンチョル民主改革連帯代表に 「途方もない構造調整が必要だ」と語った。

現在のところ、慶尚南道と洪準杓知事が「強固路線労組」、「貴族労組」等の 表現を使い労組に対する猛攻をしている状況で、労使の議論で構造調整と賃金 カットなどの圧迫が加えられる恐れもある。5年間の賃金凍結と土曜無給勤務、 8か月賃金未支給、年次1/2返却などの自己救済策を続けてきた労組としては、 受け入れられない要求だ。

ナ・ヨンミョン室長は「(構造調整、賃金カットの問題は)今議論する段階では ない」とし「経営悪化の理由と正常化のための解決方案が議論できない状況な ので、構造調整問題を話すことはできない」と釘をさした。

また「これまで慶尚南道で高賃金で人件費の割合が高いと主張してきたので、 以後の議論の過程でもこれに関する経営計画などが争点になるのではないか」 と説明した。

一方、陳永保健福祉部長官をはじめ、セヌリ党、青瓦台など与党までが「晋州 医療院正常化」の立場を取り、「廃業」ではなく「正常化」に議論の方向が向 かうという楽観も出ている。野党圏と労働界、市民社会だけでなく、大韓医師 協会、大韓病院協会など保健医薬6団体も「廃業反対」の立場を明らかにしてお り、政府や与党としてはこうした世論の逆風が負担にならざるをえない状況だ。

ナ・ヨンミョン室長は「保健福祉部と青瓦台、セヌリ党をはじめ、周辺の雰囲 気は廃業ではなく正常化の方向に向いている」とし「だが洪準杓知事が本気で 問題を解決しようとしているのか、あるいは単に労使の議論で困難から免れよ うとしているのかで、以後の労使議論が左右される」と展望した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-04-14 18:00:03 / Last modified on 2013-04-14 18:00:04 Copyright: Default

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