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故キム・ジュヨン障害活動家永眠...「24時間活動補助さえいれば」

30日光化門広場で葬儀、福祉部路祭

チャムセサン編集局 2012.10.27 22:59

[出処:ビーマイナー]

城東障害者自立生活センター、ドキュインなど障害者運動で活動してきたキム・ ジュヨン活動家(脳病変障害1級、満33歳)が10月26日午前2時頃、自宅の火災で 亡くなった。キム・ジュヨン活動家は進歩新党党員でもあった。

インターネット新聞ビーマイナーによれば、故キム・ジュヨン活動家はソウル 市城東区杏堂洞のテラスハウスで一人で生活していた。25日午後11時頃、キム 活動家の活動補助人が退勤した後、自宅が火事になった。キム・ジュヨン活動 家は火災が発生したため119に救助を要請し、10数分で救助隊が出動して火災を 鎮圧したが、活動補助人がいなかったため、結局火から逃げられなかった。

故キム・ジュヨン活動家は活動補助人の支援がなければ、一人での日常生活は ほとんど不可能な状態で、電動車椅子で移動する過程で骨盤が脱臼することが たびたびあり、健康上の問題にも困難をきたしていた。

故キム・ジュヨン活動家は2006年、ドキュインで活動し、RTV「私は障害者だ」 という番組の進行役を引き受け、障害者人権映画祭のスタッフとして活動する など、多様なメディア活動をしてきた。また、2007年から城東障害者自立生活 センターを経て、光州ハンマウム障害者自立生活センターなどで活動し、2009 年にはまたソウル城東障害者自立生活センターの自立生活チームで活動を再開 し、8月末まで常勤活動をしてきた。

故キム・ジュヨン活動家は商店街の建物を改造して作った住宅で生活していた が暖房問題で困難を味わっていた。キム・ジュヨン活動家は8月末、風邪と肺炎 などで健康が悪化し、活動を中断している状態であった。

故キム・ジュヨン活動家の死で一日24時間の活動補助に対する要求が高まって いる。全国障害者差別撤廃連帯(全障連)は26日「これ以上死ねない! 一日24時 間活動補助を保証しろ」とし「34歳の脳性マヒの重症障害女性キム・ジュヨン 同志は自分と同じ重症障害者で、活動補助生活時間を保証しろと要求し戦って きたが、結局活動補助がない状況でむごい事態にあってしまった」と嘆いた。

[出処:城東障害者自立生活センター]

全障連は、△必要な人に一日24時間の活動補助保障、△活動補助の大幅縮小計 画の中断、拡大計画用意、△障害等級制廃止、対象制限廃止、△本人負担金の 廃止、活動補助の権利保障を要求した。

進歩新党も「活動補助人が近くにいれば、故人はこうして死ななかった」とし 「一人では何もできない重症障害者にとって、活動補助は24時間切実に必要な 存在」と明らかにした。

進歩新党は「障害者福祉予算増額による人員補充で重症障害者に対する24時間 活動補助を保障しろ」とし「故キム・ジュヨンさんの死亡事件は活動補助人が 退勤した後は、どんな事件・事故にもそのまま露出している重症障害者の状況を ありのままに見せる」と指摘した。

故キム・ジュヨン活動家の遺体安置所はソウル市城東区杏堂洞の漢陽大病院 葬儀場210号だ。遺族では両親と弟、妹がいる。全障連は遺族と協議し、30日 に『障害解放運動家故キム・ジュヨン同志葬式』を光化門広場で行い、福祉部 までデモ行進して、路祭を行う予定だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2012-10-29 07:38:06 / Last modified on 2012-10-29 07:43:17 Copyright: Default

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