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現代重工死亡者遺族が再捜査を要求

警察、現場・個人の情況から自殺...遺族「事故の可能性に関心持たず」

イ・サンウォン記者 2014.08.22 10:56

4月に現代重工で首がエアホースが巻きついて亡くなった 故チャン・ボムシク氏(43)の遺族らが警察の再捜査を要求している。 蔚山東部警察署は5月、チョン氏が自殺したとし、捜査を終わらせた。

チョン氏は4月26日午前、現代重工先行塗装部13番セル場でブラスト作業をしている時に、 作業用送気マスクに空気を供給するホースが首に巻きついたまま同僚に発見された。

当時現場にいた作業同僚の証言を総合すれば、 チョン氏は事故直前、自分の作業現場から抜け出して歩き回る姿が三、四回目撃された。

また同僚は休み時間にチョン氏が作業用リモコンが言うことを聞かないと話していたと証言した。 同僚はチョン氏が作業中に本人作業現場を抜けたのは、 リモコンを修理するために他の機械装置を確認するためだったようだと話した。

当時、現場で一緒に働いていたA氏は 「リモコンの故障は作業特性上、頻繁に起こる」とし 「現場で作動せず、現場の外にあるメインスイッチを確認しに行ったのだろう」と話した。

A氏は「チョン氏は作業能率が良く、 この日も他の作業者より多くの作業を終えた状態だった」とし 「リモコンを修理している時、何かの理由で事故に遭ったようだ」 と警察が自殺で捜査を終わらせたことに疑問を表わした。

▲故チャン・ボムシク氏の夫人キム・ヒジョン氏が20日東部警察署の前で1人デモをしている。(c)イ・サンウォン記者[出処:蔚山ジャーナル]

蔚山東部警察署のキム・ジョンギュ捜査課長は 「目撃者がおらず、死亡原因を明らかにするのは容易ではない」とし 「この場合、事故現場の情況と死亡者の社会、経済的情況などから死亡原因を調べなければならない」と自殺と判定した理由を説明した。

チョン氏の遺族は警察の主張は受け入れられないという立場だ。 8月20日午前、遺族は現代重工社内下請支会、蔚山労災追放運動連合などと記者会見を行い、 「警察は事故の可能性、事故原因を調査せず、 家族関係、債務関係など、個人的な状況調査に熱中した」とし 「事故の可能性を提起する立場を積極的に受け入れようとする態度を見せなかった」と批判した。

遺族は事故当日、死体の検案をする前に、自殺の可能性が高いというマスコミの報道が出てきた事実も指摘した。 警察は事故発生から一時間後に現場に到着し、40分ほど現場調査を行い、 検案は午後7時頃に行われた。 だがマスコミでは検案の前からチョン氏の自殺の可能性が報道されていた。

遺族は「目撃者がいないという理由で、 故人の遺書もなく、自殺の情況もないのに、 遺体が発見されるとすぐ自殺にし始めた」と話した。

遺族は「子供たちの将来のために、正確な真相究明をするべきだと決心した」とし 「警察は一緒に作業をしていた同僚の陳述を尊重し、 家族の意見も傾聴しなければならない」と強調した。

付記
イ・サンウォン記者は蔚山ジャーナル記者です。この記事は蔚山ジャーナルにも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-08-22 23:47:18 / Last modified on 2014-08-22 23:47:19 Copyright: Default

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