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韓国タイヤ、低い労働災害率は偽り?

金属労組が労災隠しを暴露...会社「事実ではない」

チョン・ジェウン記者 2015.10.06 19:11

韓国タイヤ会社が日常的に労働災害(労災)を隠しており、 同種の企業より災害率が低いのは「偽り」だという主張が出てきた。

全国金属労組大田忠北支部韓国タイヤ支会と新政治民主連合韓貞愛(ハン・ジョンエ)議員は10月6日に国会正論館で記者会見を行い 「韓国タイヤは労働者が労災を申請すれば人事考課で不利益を受け、 労災申請者が業務に復帰すると災害部位とは無関係に体力測定を通過しなければならない」とし 「タイヤ生産国内1位、世界7位のグローバル会社という韓国タイヤの労災隠しと労災申請者不利益処分を糾弾する」と明らかにした。

[出処:金属労働者キム・ギョンフン]

労働部資料と言論報道によれば、 タイヤ製造会社のうち錦湖タイヤ光州と曲城工場での2013年の災害率はそれぞれ5.73%、5.11%だ。 しかし、2倍以上規模が大きい韓国タイヤ錦山と大田工場の災害率はそれぞれ0.99%、0.74%と低い。

韓議員は「タイヤ製造会社は労災の危険が高いが、 韓国タイヤは錦湖タイヤと比べ労災発生件数が1/5にもならない」とし 「韓国タイヤの『特別な安全管理秘法』で働いて、病気になったり怪我をしても、 労災が申請できない構造のため」と話した。

これに関し、韓国タイヤ会社が労災申請者に人事考課でD等級をつけたり、 筋骨格系労災申請者への出勤停止の脅迫、 労災申請者が現場に復帰した時に体力測定通過などの不利益を与えると金属労組は主張した。

今年5月、錦山工場で労災で肋骨骨折を受けた労働者に対し、 管理者が「労災を申請すれば人事考課でD等級をつける」とし、 配置転換などの不利益を与えたり、 今年の9月に腰ディスク労災申請者には管理者が「夜間から出勤するな」と一方的に通知したという。

続いて「大田工場は災害の部位とは無関係に体力測定を通過しなければ、 労災申請者が業務に復帰できないという笑えない風景が演出されている」とし 「その上、体力測定は公傷申請者は除き、労災申請者だけを対象にしている」と伝えた。

会社が労災申請労働者の定期号俸昇級をしなかったという主張もあった。 号俸昇級が脱落すれば、自然に月給の中で基本給はもちろん、 延長、休日、夜間などの各種手当てで損害を受ける。

韓国タイヤ支会のヤン・ジャンフン支会長は 「3年間号俸が脱落した労働者もいる。 全体労災者に対して号俸脱落全数を調査しろと要求したが、 会社はこれをしていない」とし 「現在まで韓国タイヤでの労災隠しは50件を超えている」と指摘した。

金属労組と韓議員は 「2008年に『死の工場』汚名を受けた韓国タイヤは、 当時の労働部特別勤労監督の結果、160件の労災隠し、1000件以上の産安法違反で起訴された前歴がある」とし、 労働部に韓国タイヤの労災管理監督をまた要求した。 近い将来、労働部特別勤労監督も要請する。

会社はこのような主張について「すべて事実ではない」と反論した。 韓国タイヤの関係者は「中小企業ではない韓国タイヤで労災申請者に人事考課で不利益を与え、 号俸を落とすというようなことはね構造上有り得ない」とし 「労働庁が労働法違反と労災について一から十までチェックしているので、 金属労組の主張はまったくおかしい」と話した。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2015-10-07 15:20:13 / Last modified on 2015-10-07 15:20:14 Copyright: Default

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