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「鄭夢準が最大株主の現代重工、労災隠しで5年間で955億の利益」

殷秀美議員室が公団の資料を確認...「労災が発生し続けているのに保険料割引」

キム・ヨンウク記者 2014.05.21 11:22

セヌリ党の鄭夢準(チョン・モンジュン)ソウル市長候補が最大株主である現代重工が労働災害を隠し、 最近5年間で労災保険料の割引として955億ウォンの利益を享受していたことが明らかになった。 鄭夢準候補が選挙運動の過程で安全ソウルを集中的に強調しているが、 最近引き続いた下請労働者の死亡と労災隠しによる利益を上げていることについての立場を明らかにしろという声がさらに高まりそうだ。

新政治連合の殷秀美(ウン・スミ)議員(環境労働委)が勤労福祉公団に提出させ、 5月20日に公開した資料によれば、 現代重工(株)、現代重工(株)群山造船所、現代重工(株)仙岩工場など、 現代重工の11の事業場で5年間に955億7327万ウォンを割引かれていた。

特に最近2か月ほど続いた労災死亡事故が発生している蔚山事業場の2008年の労災保険料は、 労災保険料率50%にあたる615億ウォンだったが、 2013年には半分以下の17%、302億ウォンに減った。 このように現代重工が多額の保険料を割引かれているのは、 労災保険料割引体系が自動車保険のように交通事故原理と似ていて、 事故が少ないほど割引かれるように設計されているためだ。 労働災害件数が減れば、それだけ多く割引かれる。

問題は「鋼船建造および修理」業種である蔚山事業場で、 実際には労災が発生し続けても現代重工は労災事故処理をせず、割引を受けたというところにある。 殷議員室によれば、2013年の該当業種の平均的な災害率を基に算定した業種別の料率は27%だが、 個別事業場の災害の程度による業種別料率に保険料率を適用する現代重工の個別実績料率(料率特例)は17.28%だった。 それだけ労災処理が減ったため、料率特例を適用されて割引かれた金額が、 2013年だけで170億程度だった。

だが殷秀美議員室が2013年の国政監査で公開した労組の2週間の実態調査によれば、 106件の労災隠しの事実が確認された。 当時、労組は40件の労災隠しを雇用労働部に陳情した。 殷議員室が雇用労働部に陳情を確認した結果、労働部は13件を調査して11件に労災隠しの事実を確認した。

5月20日、蔚山地域労働者健康権対策委は、 現代重工が2013年7月5日40件、10月23日25件、11月14日66件、2014年5月20日86件の労災を隠したと追加で陳情した。 結局、現代重工の保険料率割引の根拠になる労災処理件数の減少は、 労働災害を隠した結果だという説明だ。

殷秀美議員は「現代重工のような大企業で労災事故が続いているのに、 労災事故の隠蔽でこれほど多額の保険料を割引かれていたのは衝撃的」とし 「大株主の鄭夢準ソウル市長候補は安全なソウル市を作るといったが、 なぜ死の工場を伝えないのかをまず答えることが正しい姿勢」と要求した。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-05-22 02:04:01 / Last modified on 2014-05-22 02:04:02 Copyright: Default

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