「造船所が屠殺場か」...下請労働者の死亡に鄭夢準の謝罪を要求
現代重工業グループ造船所下請労働者1か月半で6人が死亡
「安全を無視した作業、現代重工業グループの貪欲による未必の故意の殺人」
キム・ヨンウク記者 2014.04.23 18:52
新政治連合の張(チャン)ハナ議員と金属労組、現代重工業労働組合が現代重工業グループの造船所での連続した労災で死亡した労働者に対し、鄭夢準(チョン・モンジュン)議員の対国民謝罪を要求した。
また現代重工業グループが労働安全に対する根本対策の樹立を要求した。
鄭夢準議員は現代重工業グループの最大の株主だ。
彼らは23日午後2時に国会正論館(記者会見場)で記者会見を行い、
「造船所は屠殺場ではない」とし
「鄭夢準が所有主である現代重工業グループ造船所で、1か月半の間(3/6日〜4/21日)に5件の重大労働災害が発生し、6人の下請労働者が死んだ」と非難した。
彼らは「5件の重大災害はすべて基本的な安全を無視する誤った作業方式と、最低の安全措置を履行しなかったことで発生した」とし
「最大株主の鄭夢準が対国民謝罪とともに、現代重工業グループ次元の根本的な労災死亡重大災害予防の根本対策を樹立し、直ちに施行しろ」と要求した。
張ハナ議員は「現代重工業は船舶を建造する過程で、労働者が基本的な安全措置もない中で死亡したのに、直接雇用労働者ではないという理由で責任を回避している」とし
「現代重工業が作り運営する造船所の粗雑な安全管理により起きた事故なのに、非正規職労働者に危険な仕事を転嫁してその責任を回避している」と指摘した。
張議員は「現代重工業の実質的な所有主である鄭夢準議員が遺族と国民を無視し、労働者が死んでいることに何も注目しないことは、少なくとも生命に対する礼儀も守らないもの」とし
「はやく謝罪と対策を発表し、予想された死を防げ」と要求した。
金属労組のソ・サンヨン副委員長は
「現代重工業、現代尾浦造船、現代三湖重工業で、1か月半の間に6人の労働者が事故のために死んだが、
実質的な権限を持つ鄭夢準議員の謝罪は一度も見たことがない」と非難した。
現代重工業社内下請労組のハ・チャンミン支会長は
「今回の爆発事故で多段階下請け物量チームの人員が極度の危険に露出していたことが確認された」とし
「下請労働者は出入証どころか安全教育もきちんと受けていない」と伝えた。
ハ支会長は「下請企業にできなければ物量チームが爆弾を回しているが、下請労働者は危険な作業を拒否する権利がない」とし
「鄭夢準氏がソウル市長に立候補して安全と余暇を最優先にすると言っているが、
われわれ下請労働者は市民でもない未開人に見えるのか」と非難した。
この日、金属労組が発表した資料によれば、3月6日、現代三湖重工業で下請けした企業に所属する労働者のオ某氏(40歳)は、夜間にクレーンで鉄板を移動している時、鉄板の下敷きになり死亡した。
産業安全保健法に明示された作業指揮者と誘導者配置がいなかったのが原因だった。
3月20日には現代三湖重工業下請けのテグクENG所属パク某氏(41歳)は、足場作業の途中に12メートル下に墜落して死亡した。
墜落防止のために法が明示する命綱と墜落防止網が設置されていなかった。
3月25日には現代重工業下請けソニルENG所属の下請労働者3人が、
足場が崩壊して30メートル下の海に転落し、キム某氏(52歳)が死亡した。
やはり誤った作業方式に起因する事故だった。
続いて4月7日には現代尾浦造船下請企業のセヒョンで先行塗装作業に従事していたチョン某氏(65歳)が、
塗装テープ除去作業の途中に8.6メートル下に転落して死亡した。
やはり転落防止網がなかった。
一番最近の4月21日には、現代重工業下請けのHK ENG、ジスコープ(QM)所属の労働者たちが大火事が発生して死亡した。
現代重工業では、これまでにLPG船とLNG船で5回の火災が発生した。
それでも今回の火災では基本的な火災を防ぐ先行安全措置がなかったという指摘がある。
金属労組は「繰り返される火災の危険についての根本的な対策を放置してきた点で、
現代重工業グループの安全管理システムには根本的な問題があることが証明される」と指摘した。
原文(チャムセサン)
翻訳/文責:安田(ゆ)
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Created on 2014-04-24 22:50:23 / Last modified on 2014-04-24 22:50:23 Copyright:
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