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尾浦造船現場組織、労災死した下請労働者の追悼祭

管理者と体当たり「事業主処罰、自律安全管理制度を廃棄しろ」

蔚山労働ニュース編集局 2011.11.18 11:28

11月17日午後12時30分、現代尾浦造船蔚山工場内の民主広場で、11月4日に足場 設置作業の途中で隔壁と共に墜落死した下請労働者のナム某氏を忍ぶ追悼祭が 現場組織の現場労働者闘争委員会主催で開かれた。

現場闘のキム・ソクチン議長が労災死の責任者処罰と自律安全管理制度廃棄を 要求するプラカードを持って追悼祭を始めると管理者が駆けつけ、これを 見て駆け付けた現場組織建設準備会会員との体当たりが起きた。

▲現代尾浦造船管理者らと現場組織会員が体当たりをしている中でプラカードを持って労災死亡下請労働者追悼祭を進めるキム・ソクチン現場労働者闘争委員会議長[出処:尾浦造船社内下請労働者]

会社の管理者と現場組織の会員が正面から対立する中で、キム・ソクチン議長 は準備してきた追悼詩を読んで追悼祭を終えた。

キム・ソクチン議長は「今回の下請労働者の労災死事故についての徹底的な 真相究明と事業主の厳重処罰はもちろん、災害隠蔽の手段に悪用されている 自律安全管理制度を廃止するために蔚山地域労働社会団体と連帯し、労働部と 強い後続闘争を行う」と明らかにした。

▲2008年、尾浦造船現場闘のキム・ソクチン議長と19人の蔚山地域労働社会団体代表が蔚山労働支庁を抗議訪問して、連続する尾浦造船社内下請労働者の労災死について責任者の処罰と自律安全管理制度の撤廃を要求し、尾浦造船事業主を告発した。

キム議長は2008年4月、現代尾浦造船社内下請労働者の労災死事故が続いたため、 工場の中で追悼祭を開き蔚山地域の19人の労働社会団体代表と共に自律安全 管理制度の廃止と元請社長処罰を要求する記者会見を行った後、労働部に元請 事業主を告発した。(記事提携=蔚山労働ニュース)

追悼詩

死なずに働きたい
また一人の社内下請労働者が死んでいった
三十五、結婚して2か月だという
婚姻届もまだ出していないという

薄氷の上を歩くように一日一日を生きていく
造船所労働者は生きていても生きた命ではない
あるいは私たちは
死に免疫ができているのかもしれない

利益極大化に目を奪われた資本家たち
彼らは口先ばかりで命令し
私たちは身を粉にして傷ついたり殺されても
安い中古機械部品の値段で計算され
記憶から遠ざかる

何日か経てば
若いのに本当にかわいそうだ
エイ死んだ奴が哀れなだけだ
悲しみはしばらく、死の仕上げ条件の
補償金の話だけが行き来して
見るまでもなく明らかだ、今までそうしてきたのだから

今日も労働者の死を後にして
私たちが作った船の命名式をして
きらびやかな式場には高価な百合
手をたたく音と船の汽笛は天を突く

あの船のどこかには
死んだ同僚の汗の臭いがしみついている

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2011-11-18 21:47:12 / Last modified on 2011-11-18 21:47:20 Copyright: Default

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