韓国:全教組臨時大会で協議体参加案を承認 | |||||||
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全教組臨時大会で協議体参加案承認在席代議員58%賛成で原案通過 チョ・シネ記者shin@jinbo.net 14日に開かれた第44回全国教職員労働組合臨時代議員大会で、6.20仮合意案が 承認された。在席者数386人のうち、過半数を越える224人が賛成票を投じた。 これで、教育部と教員3団体間の『学校教育力向上のための特別協議会』構成 に合意することになり、24日に非適格教員対策を含む協議会初の共同発表文は、 全教組の公式的な承認を得て効力を発揮することになった。 「討論は激しくても決定したら団結した姿で」 イスイル全教組委員長は大会発言で「急迫した日程で、あらかじめ組合員同志 との間で具体的な状況を共有できなかった点を申し訳ないと思う」と話して、 「しかし組織として、協議体の参加について憂慮を持つ同志に対してこの協議 体の中での内容が大変重要だということを申し上げたい」と述べた。また、 「討論は激しくても、一度決定したら団結された姿を見せるのが労働組合の運 営原理」と強調した。 43次代議員大会の結果報告と本部懸案の事業報告を経て、33回大会案件の 『6.20 教員3団体長と教育副総理の間での仮合意承認の件』の説明が続いた。 李ジャンウォン全教組政策室長は、6.20仮合意は284回中執の要求を充たすも ので、教員評価阻止闘争の段階的目標を達成した点、協議体への参加が教育部 教員評価廃棄闘争の有力な戦術という点などを承認要請の理由として説明した。 *李ジャンウォン全教組政策室長* また「6.24合意は6.20合意の後続対策なので、事実上一つの塊とみるべきだ」 と付け加えた。すなわち、6.20合意が承認されれば6.24合意も自動承認される ということだった。これは、大会が招集される前にイスイル委員長が本紙との インタビューで、全体が否決されれば全体が破棄され、部分が破棄されれば部 分が破棄されると述べたことに反している。 「私学は非適格教員対策から除外」 「事務局長失言」 続いて約二時間、案件に対する質問応答時間が続いた。江原のある代議員は、 「合意案は『教員評価改善』となっている。これに対して執行部はここで言う 教員評価はすでに存在する勤評制だと解釈しているが、果たして教育部長官も そう解釈しているのか」と尋ねた。李ジャンウォン政策室長は「はじめ教育部 が教員評価『導入』という案を持ってきたが、委員長からすでに勤評制が存在 していると指摘され、『改善』に変わったのだから教育部長官もそう解釈して いる」と答えた。 *クシンソ全教組事務局長* 権ソンファン大田代議員は「非適格教員対策案を合意したが、では直ちに私立 学校の教師が感じている危機感をどう思うのか」とし、「本部ではこれに対し てどんな対策があるのか知りたい」と述べた。これに対してクシンソ事務局長 は「非適格教師に合意したのではなく協議しようといった」とし、「私立学校 の教師は非適格教員対策から除外する方案を用意する」と述べた。すると委員 長が急いで「それは事務局長のが失言だ」と話し、笑えない状況になった。 協議体に入る団体がどんな形態で、これを全教組がどうまとめるのかという問 いに政策室長は「各団体の間で大きな見解の差は存在しない」と主張した。ま た、他の代議員は教師の勤務条件、労働時間など、交渉で解決する問題を協議 体の中に持ち込むのではないかと指摘した。政策室長は、協議体とは別に団体 交渉闘争をすると伝えた。 「協議体は労使政と質的に違う」 執行部は、今回の協議体を労使政と比較すること自体が話にならないと繰り返 し強調した。李ジャンウォン政策室長は「労使政は政府の機構であり、法律的 な機構だが、われわれの協議体は教育当事者で構成され、合意で運営される自 主的な政治機構であり、質的に違う」と主張した。また「98年の労使政合意の 経験のために『社会的合意機構』に対する否定的な認識が多いようだが、それ はその当時の状況でしかなく、一般化すべきではない」と主張した。 夕食後、午後7時頃から賛否討論が始まった。この日の代議員大会には執行部 が用意した大会資料集以外にイヨンファン他代議員27人が提出した『6.20合意 承認賛成討論』資料集と、チョチャンイク他代議員5人の名義で提出された 『6.20 - 6.24合意否決が教員評価を防ぎます』という題の否決討論資料集、 このように三冊の資料集が配られた。 「6:1の構図で教員評価は受け入れるほかはない」 *チョ・チャンイク全南代議員* 賛否討論は、賛成側と反対側から各々10分ずつの代表討論発言をして、双方で 20分ずつの自由討論発言をする形で進められた。まず反対討論をしたチョチャ ンイク全南代議員は「中執の決定、執行部の決定に反対するようで残念だ」と 所感を明らかにし、「しかし今は全教組の絶体絶命の危機で死活がかかってい ると思い、発言する」と述べて発言を始めた。 チョチャンイク代議員は「協議会は、事実上の教員評価につながる」とし、 「教育部が時期を遅らせても、教員評価を軟着陸させるために協議体という罠 をかけた」と話した。チョチャンイク代議員は協議体参加団体の教員評価に対 する立場が全教組とどう違うかから説明して、合意の方式が多数決になれば、 全教組が協議体で飛び出すことは難しく、結局「強制された社会的合意のくび きの中で、教員評価を受け入れるほかはない」と主張した。 「委員長を動揺させ、執行部の粗捜しすること」 続く賛成討論で、イヨンファン・ソウル代議員は「元気な気勢でなく内部消耗 的な争いになっていることが憂慮される」として「反対の論理が合理的根拠を 持っているとか建設的な代案を持っているというよりは、執行部の不信と粗捜 しをしているようなのが残念だ」と主張した。 イヨンファン代議員は「協議体は合意機構なので、全教組が合意しなければ教 員評価は絶対に受容されない。刀の柄はわれわれが持っている」と話した。ま たチョチャンイク代議員が「合意案の否決は決して委員長不信任ではない」と 述べたことに対して「否決されれば委員長不信任と考えるしかない」と主張し た。また「執行部に力を貸さなければならない」と力説した。 続く自由討論で、パクサンウク全南代議員は「民主労総大隊が暴力で二度失敗 に終わる痛みをわれわれは見た」とし「結局それにより民主労組運動は大きな 打撃を受け、国民は民主労総を無視した」と話し、「私たちも互いに傷付いて いる。敵前で分裂せず執行部に力を与えよう」と主張した。 イミンスク・ソウル代議員は「教員評価を実施するかどうかを扱える協議体で はない」と強調し、「客観的条件と戦術的判断により、今は協議体に反対しな ければならない」とし、「私の手で教員評価を受け入れることができないし、 私の手で私立同志を退出させることはできない」と訴えた。 *全教組全国代議員らが挙手で仮合意案可決に投票している* *イスイル全教組委員長が仮合意案が承認されたことを宣言している* 8時45分挙手で投票が始まった。 結果は代議員386人中224人の賛成で仮合意案承認。 イスイル委員長は「協議体への参加は教員評価闘争の過程であり、一つの成果 物であり、また次の闘争の開始だ」とし、「容易ではない道で、憂慮されてい るように不利な局面が来るかもしれないが、われわれ全教組が団結すれば必ず 勝てるという信念を持っている」と投票後に壇上で所感を述べた。「必ず教育 部の教員評価案を退出させ、公教育を正常化させる」という委員長の決議発言 を最後に、議論になった44回全教組臨時大会は幕を下ろした。 2005年07月15日12時57分 翻訳/文責:安田(ゆ)
Created byStaff. Created on 2005-07-16 02:07:18 / Last modified on 2005-09-05 05:16:00 Copyright: Default このフォルダのファイル一覧 | 上の階層へ |