全労闘は16日「民主労総35次代議員大会霧散に対する全労闘声明書」で
「昨年の9月21日(全面ストライキを決議した定期代議員大会)に
非正規改悪(案)が撤回されない限り労使政代表者会議はないという
イスホ委員長本人の話を思い出せ」とし
「05年1月21日に事業計画を通過させた時、事業計画(案)のうち、
交渉方針に対しては社会的交渉案件の処理の結果にしたがうという案件提案説明の後、
05年事業計画が通過したのであり、事業計画(案)には
社会的交渉が含まれているわけではない」と指摘した。
全労闘はまた「35次臨時代議員大会の流会は、
民主労組運動の全てを捨ててまで社会的交渉(案)を通過させるという
イスホ執行部の独善と我執、そして多数派の暴力が招いた結果」とし、
「当日の代議員大会は、遠く蔚山から、亀尾から闘う現代車非正規職労働者と、
整理解雇に反対して闘うコーロンの労働者が争議服と喪服を着て
ゼネストを訴えたことに対して、
民主労総執行部は目と耳を閉じ、ただ社会的交渉の推進に血眼になった理由は
いったいなにか?」と反問した。
合わせて全労闘は「3月15日の代議員大会が流会になると
代議員大会自体を開けないようにしたと悪宣伝をして、
どんな暴力とも妥協しないという『決然とした意志』を民主労総役員は見せたのに比べ
委員長の職をかけて闘争を組織するとは一語もなく、
社会的交渉(案)の貫徹に委員長の席を自分の『親衛隊』動員に利用する
イスホ委員長は、もうこれ以上民主労総委員長資格はない」と強く批判した。
一方、民主労総は今日の午後2時、中執会議で
社会的交渉委員長職権推進などを議論すると発表された。
全労闘の関係者は「中執結果を注視して、
24日に予定された中央委に対する対応を判断する計画」と明らかにした。
声明書全文
イスホ委員長、闘争しようという同志の叫びが聞こえないか?
社会的合意主義・労使政談合粉砕
全国労働者闘争委員会
35次臨時代議員大会が霧散した。
民主労組運動の全てを捨ててまで社会的交渉(案)を通過させようとする
イスホ執行部の独善と我執、そして多数派の暴力が招いた結果だ。
民主労総執行部が何故それほど社会的交渉に執着するのか、
われわれとしてはとうてい理解できない。
04年9月21日、民主労総代議員大会でイスホ委員長は明らかに語った。
「非正規改悪(案)が廃棄されない限り、労使政代表者会議に関する一切の会議に参加しない」と言った。
イスホ執行部の目には、すきあらば非正規改悪(案)を強行処理しようという
盧武鉉政府が見えないというのか?
非正規職労働者が渾身の力で闘い、凄絶な弾圧を受けている現実は見えないというのか。
代議員大会で決定された「全面ストライキと労使政対話中断」を執行せず、
社会的交渉(案)をめぐる論議が一波万波で広がっているのに、
執行権を持つ代議員多数派は力であらゆる決定を自身の都合のいいように解釈し、
処理するイスホ執行部の態度は多数派の横暴、暴力だ。
闘う同志の叫びを聞くべきだ。
数が多いからといって無条件に正当性があり正しいわけではない。
階級的正当性と正しさは、労働者階級の歴史的任務と当面の情勢で
運動を階級的に進展できる内容だ。
ところがイスホ執行部が推進しようとする社会的交渉は、
これら全てを充足していないというだけでなく、
民主労組運動の階級性を掠め取る行為なので、決死の反対に当面するのだ。
しかも、2月1日の34次臨時代大を終えて全労闘を「暴力勢力」に追いやり、
全労闘が叫んだ「社会的交渉廃棄」と「全面ストライキ組織化」の主張への
関心と支持は一層高まっていることを、民主労総の指導部は知るべきだ。
当日の代議員大会で、遠く蔚山から、亀尾から闘う現代車非正規職労働者と
整理解雇に反対して闘うコーロン労働者が争議服と喪服を着て
全面ストライキを訴えたことに対して、
民主労総執行部は目と耳を閉じ、ただ社会的交渉を推進することに血眼になる
理由はいったい何か。
資本と政府の攻撃に決死抗戦で対抗する覚悟をしなければならない。
民主労総が言う社会的交渉での議題とは何か?
その核心は非正規改悪(案)と労使関係ロードマップだ。
これは資本との尖鋭な階級対立の地点だ。
ここに妥協と折衝の余裕はない。
われわれに今必要なのは、闘争を混線させず資本に打撃を与える強力な全面ストライキを組織することで、
指導部は強力な闘争の意志で現場を組織しなければならない。
ところが何故、度々闘争を後に延ばしたり丁寧に上手く闘争の水位を下げるのか?
11月から2月、2月から4月へと国会日程に付いてまわり、闘争の熱気を集中できない。
われわれがまず攻撃的に闘争を配置しなければ、
われわれは週五日制関連の勤労基準法改悪のように、何年も引きまわされて結局、敗北するだろう。
現場で、構造調整と懸案問題と闘う同志のほとんどが言う。
政権がわれわれを殺そうと駆け込んでくるのに、どんな対話をしようというのかわからないというのだ。
民主労総イスホ執行部は「交渉過程を組合員が見て憤怒を感じる」と言うが、
民主労総は労使政対話や労政対話の過程で大衆の闘争力を極大化させる試みをしたことがない。
むしろ対話のために組合員の闘争を自制させたり、交渉に対する期待感を膨らませてきたのではないか?
社会的交渉の方針は、労働者の闘争を極大化させるのではなく
民主労組運動の階級性と闘争性を去勢する資本と政府の巨大な戦略の一環として活用されることを知っているため、
われわれは命がけで社会的交渉方針に反対しているのだ。
執行部らしく行動して現場の声を聞け!
3月15日、代議員大会が霧散すると、代議員大会自体を開けないようにしたと悪宣伝をして、
どんな暴力とも妥協しないという「決然とした意志」を民主労総役員は見せている。
委員長信任案件も、社会的交渉を貫徹させるための方案として上程したかと思えば、
今では信任の案件を自主撤回するという。
民主労総委員長職は、そんなに軽い職なのか?
委員長職をかけて闘争を組織すると一語も言わずに社会的交渉(案)を貫徹するため
委員長職を自身の「親衛隊」の動員に利用するイスホ委員長は、
もうこれ以上民主労総委員長の資格はない。
3月15日当日、民主労総執行部は組合員を秩序維持隊に組織した。
全労闘は秩序維持隊との衝突を願わなかった。
不回避に体当たりを展開し、体当たりの過程で互いに悪罵と拳があったが、
全労闘の同志は個別にリンチを加える行動はしなかった。
しかし民主労総秩序維持隊は、大講堂の外に出て行く同志を集団的に暴行し、
3人の同志が負傷させられた。
3月15日の夕方には社会的交渉の方針に反対する解雇同志に集団的なリンチを加えた。
全解闘の同志の陳述によれば、この暴力を陣頭指揮したのは他でもない民主労総首席副委員長だ。
カンスンギュ首席副委員長は、壇上に上がった同志を足蹴にする暴力も辞さなかった。
われわれは、個人的に悪感情を持っているのではない。
しかし、トイレに行く同志を集団で暴行して、
代議員大会での物理的衝突が終わった後に事後報復として集団リンチを加えるとは
本当に卑怯な行動だ。
民主労総執行部なら執行部らしく行動しろ!
本当にこういうことなのか?
民主労総イスホ執行部はまた一週間後に代議員大会を開くと言う。
しかし、一角から流れてきたのはさらに深刻な水準だ。
毎日労働ニュースの報道によれば、
イスホ委員長の職権で労使政代表者会議を進めるということで、
1月21日の代議員大会での社会的交渉方針が05年事業計画に言及されているので
別途の手続き無く社会的交渉を行えるという、話にもならない声が流れ出ている。
本当に、やり過ぎではないか?
もしこういう方針を中執で貫徹させるなら、全労闘はさらに決然とした闘争を展開せざるをえないという点を明らかにする。
9月21日、非正規改悪(案)が撤回されなければ労使政代表者会議はないというイスホ委員長本人の話を思い出せ!
05年1月21日に事業計画を通過させた時の事業計画(案)で、交渉方針については社会的交渉案件の処理結果にしたがうという案件提案説明の後に05年事業計画が通過したのであり、事業計画(案)に社会的交渉は含まれていない。
本当にこのようにせせこましいやりかたをしてまで社会的交渉をしたいのか?
社会的交渉(案)を即刻廃棄して全面ストライキに出よう!
最後に全労闘は、民主労総イスホ執行部に言う。
社会的交渉(案)を廃棄して全面ストライキに出よう!
それが民主労総を生かし、労働者を生かす道だ。
終わりに全労闘は制度マスコミの民主労総に対する悪宣伝に憤怒し、
政権と資本が民主労総の内部鎮痛を誤認し、
民主労組運動に対する攻撃の程度を高めている点を鋭意注視し、強く対応する。
そればかりでなく、労働陣営の言論で全労闘の闘争を歪曲する勢力があれば、
それに対しても強く対応する。
社会的交渉(案)を廃棄して全面ストライキを組織しよう!!
2005年3月16日
社会的合意主義・労使政談合粉砕
全国労働者闘争委員会