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サムスン生命ガン保険被害者30人が本社占拠デモ

サムスン生命、デモ者を相手に告発まで

キム・ハンジュ記者 2020.01.15 11:03

▲サムスン生命2階占拠現場. [出処:保険会社に対応するガン持病の会]

サムスン生命ガン保険被害者約30人がソウル市瑞草区の サムスン生命保険本社2階を占拠してデモをしている。

ガン保険被害者たちは、金融監督院の勧告、国政監査の問題提起にもかかわらず、 サムスン生命がガン患者に保険金を支払わなかったとデモの趣旨を明らかにした。

「保険会社に対応するガン持病の会」(以下保癌会)によれば、 ガン保険被害者約30人は1月14日午前11時にサムスン生命の前で集会を開き、 同日午後3時にはサムスン生命2階カスタマーセンターに進入した。 サムスン生命の中で被害者らは「保険積弊」サムスン生命を糾弾し、 約款のとおりに保険金を支払うことを要求した。 彼らは1月15日午前10時30分現在もデモを続けている。 一方、警察官は座り込み現場を訪問し、 デモ者などに退去要請に応じなければ連行すると話した。

デモ突入後、サムスン生命側は保癌会のキム・クナ代表と個人面談をしようとしたが、 キム代表は全ての被害者と懇談会を開けと言って拒否し、 結局サムスン生命と被害者の対話はなされなかった。 ガン保険の被害者らは今日(15日)も座り込みを解除しないとし、 強硬な立場を表わした。

[出処:保険会社に対応するガン持病の会]

先立ってサムスン生命側は、10月に保癌会のキム・クナ代表を集会およびデモに関する法律違反、 道路交通法違反、名誉毀損、業務妨害などで告発した。 ガン被害者らはこの2年間、保険金不払いを理由として サムスン生命の前で集会を続けていたが、 サムスン生命がこれに対して告発状を出したのだ。

金融監督院、国政監査指摘にも…サムスン'マイウェイ'

事実、サムスン生命のガン保険不払い事件はあちこちから叱責を受けた。 保癌会によれば、金融監督院は2018年9月、 サムスン生命がガン保険被害者らに保険金を支払えと勧告した。 サムスン生命は同年11月、金融監督院の勧告を受け入れると言論に発表したが、 約束は1年経った今も履行されていない。 昨年9月にもサムスン生命が保険金不払い事態で金融監督院の総合検査も受けた。 被害者らは総合検査以後、 サムスン生命が自分に何の説明もないと不満をさく烈させた。

昨年の国政監査では、大型保険会社7社が損害を査定する子会社12社を運営し、 90%の損害査定を委託する「セルフ損害査定」の問題が指摘された。 共に民主党のチョン・ジェス議員は当時の国政監査で 「サムスン生命は99%の損害査定を子会社に委託している」とし 「子会社が親会社に反する決定ができるか。 保険の生態系は傾いた運動場だ。 (セルフ損害査定が)すべての争議の最も核心的な問題」と批判した。

[出処:保険会社に対応するガン持病の会]

ガン保険被害者らは1月14日に声明を通じて 「保険契約中にガン治療のために入院した癌患者が請求した入院保険金を 保険会社はこれまであらゆる理由を上げて、今まで支払わない」とし 「サムスン生命は療養病院だという理由で、坑癌中ではないという理由で、 必須不可欠な入院ではないという理由などで保険金を支払わなかったり、 削減や和解を誘導してきた。 ガンにかかって死闘しながら治療している癌患者を愚弄している。 サムスン生命は、社会の持続可能な発展、企業の倫理的な活動に対する責任を取れ」と明らかにした。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2020-01-24 06:36:56 / Last modified on 2020-01-24 06:36:57 Copyright: Default

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