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サムスン、故ヨム・ホソクの遺体奪取に介入した状況証拠

遺体を奪取した車両から本社高位職のメッセージ捕捉

キム・ハンジュ記者 2018.04.13 19:18

サムスン電子サービス本社が2014年5月に亡くなった自社の労働者、 故ヨム・ホソクの遺体を警察が奪取することに介入した状況証拠が出てきた。

チャムセサンは2014年5月18日午後7時頃に警察が遺体を奪取して運柩した車両の運転席に、 本社高位関係者のチョン某氏の携帯電話番号が書かれているメッセージ写真を 4月13日に入手した。

メッセージには本来の名前はなく、職責と番号だけが記されていた。 匿名の関係者が社内網で該当番号を検索した結果、本社職員だったことを確認した。 チャムセサンは照会された名前をサムスン電子サービス側に問い合わせ、 現在高位職(グループ長)という答を聞いた。

本社高位職の他に、協力会社のソ某理事、釜山のある協力業者ヤン某チーム長の電話番号もメッセージに含まれていた。 遺族の番号はなかった。 当時、運柩車両は18日にソウルから釜山へ行く過程から労組を締め出し、 20日に遺体をひそかに火葬した。 メッセージに登場した人の一部が運転手と通話して、遺体を持ち出したと見られるポイントだ。

チャムセサンは高位関係者のチョン氏に数回電話をかけたがつかなかった。 チャムセサンがチョン氏の部署にメッセージを残したが、 他の高位関係者はチャムセサン側に電話をかけて「全く知らない」とし、 「検察が(サムスン労組破壊関連の)捜査に着手したのだから、後で検察がすべて出てくるのではないか」と答えた。 この関係者は自らサムスン電子サービスの業務総括を担当していると明らかにした。 チャムセサンはこの関係者にメッセージに登場したチョン氏との通話を要求したが拒絶された。

相助会社のソ某理事も 「われわれの会社が問い合わせた結果、 ヨム・ホソク故人の葬儀を引き受けたというデータはない」とし 「なぜ私の番号がそこ(遺体運柩車両)にあるのかわからない」と否定した。 だがソ理事は「サムスン電子サービスと私たちの会社は契約関係で、 役職員葬が発生すれば、消耗品を支援して葬儀を手伝う」と答えた。 故ヨム・ホソクはサムスン電子サービスの役職員ではなく協力業者(下請)の労働者であった。 協力業者の労働者の葬儀に本社が介入し、 警察の機動隊が投入された背景にはさらに論議がおきるものと見られる。

写真には電話番号が入ったメッセージの他に、駐車券もあった。 駐車券はソウル医療院江南分院のもので、 時間(2014年5月18日午後6時25分)も警察が機動隊300人を投入して遺体奪取を試みた時と重なる。

故人は金属労組サムスン電子サービス支会梁山分会長だった。 故人は2014年5月17日、車の中で「支会が勝利する日に火葬してくれ」 という遺書を残して自ら命を絶った。 労組は4年経った今も遺体を見つけられない。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2018-04-20 21:53:47 / Last modified on 2018-04-20 21:53:47 Copyright: Default

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