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サムスン電子サービス労働者が生活苦で自ら命を絶つ

家族、労組などに遺書...協議の末、家族葬に

チョン・ジェウン記者 2014.07.20 09:02

サムスン電子サービスの釜山広安センターで働いていたIT修理技師チョン某(45)氏が7月19日午後1時頃、 釜山の海雲台のあるモーテルで亡くなているのが発見された。 海雲台警察の関係者は「遺書が発見されており、自殺と推定している」と話した。

全国金属労組釜山梁山支部によれば、チョン氏は7月19日午前2時30分頃、 数名の同僚と広安センター社長などに自殺を暗示する内容のカカオトークのメッセージを送った。 チョン氏はこのメッセージで同僚に 「一時でも他のセンターの職員としばらく幸せな夢を見ただけでも思い出になる...」とし 「もう私は私の道を行く」と心境を伝えた。

労組はチョン氏が遺書で、最後まで労組活動ができない境遇と、 低賃金による生活苦を吐露したと明らかにした。

先立ってチョン氏は2004年、サムスン電子サービス梁山センターに入社し、 海雲台センターの広安センターなどでIT修理技師として働いてきた。 その後、昨年7月14日に全国金属労組サムスン電子サービス支会が設立されると労組に加入し、 労働条件改善のために活動した。 チョン氏は同年7月にサムスンサービス支会労組幹部の代議員に選出され、 活発に労組活動をする行い、10月頃に代議員を辞任した。

労組は「故人は金属労組サムスン電子サービス支会に加入して、 勤労条件改善に努力した」とし 「しかし故人は個人的な事情で今年、労組活動を中断した。 最近2か月間続いたソウル野宿闘争を残念がり、同僚と気持ちを分けあってきた」と明らかにした。

金属労組釜山梁山支部のユ・チャンヒョン教育宣伝部長は 「サムスン電子サービスで残念で悲しいことが続いている」とし 「根本的にサービス技師が働けないような劣悪な勤務条件を維持しているサムスン電子の使用者側にその責任がある」と話した。

一方、労組は遺族の要請で家族と労組などに残した故人の遺書4ページは公開しないことにした発表した。 また労組と遺族の双方の間で協議をした結果、故人の葬儀は家族葬で行われる。

労組は「金属労組とサムスンサービス支会は7月19日午後、 故人を安置している病院で緊急会議を開き、遺族とも会った」とし 「労組は『私の身辺に関して組合は関与しないでほしい』という故人の遺書の内容と、 同僚に送ったカカオトークのメッセージ内容の意を尊重して、 遺族と協議をした結果、家族葬で葬儀を行うことにした」と明らかにした。

金属労組釜山梁山支部のチョン・ホンヒョン組織部長は 「労組は遺族と協議した末に、 サムスン電子サービス支会の幹部、組合員が7月20日から集団で弔問を始め、 葬儀日程に参加を続ける」と話した。

チョン氏の遺体は7月19日に釜山市水営区にある広安病院の葬儀場に安置された。 出棺は7月21日午前10時で、埋葬地はチョンガン追慕公園だ。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-07-21 05:45:16 / Last modified on 2014-07-21 05:45:18 Copyright: Default

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