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乙支路委「労使公開交渉」...サムスン「検討する」

遺体奪取に謝罪要求…賃金、勤労条件など前向きな提案を

チョン・ジェウン記者 2014.06.24 10:44

新政治民主連合乙支路委員会が公開の労使交渉を提案したことに、 サムスン電子のイ・イニョン コミュニケーションチーム長(社長)が「検討する」と答えた。 サムスン側は仲介人を立てて非公開交渉の一種であるブラインド労使交渉を要請したことについて、 事態解決の意志があるのかという批判を受けてきた。

乙支路委員会の禹元植(ウ・ウォンシク)委員長と金起式(キム・ギシク)、殷秀美(ウン・スミ)、張(チャン)ハナなどの議員6人は、 6月23日午後4時、ソウル市瑞草洞のサムスン電子社屋でイ・イニョン社長、イ・スヒョン サムスングループ未来戦略室企画チーム長(副社長)等と 1時間10分程、非公開の面談を行った。

全国金属労組サムスン電子サービス支会が36日間全面ストを続けており、 サムスン電子サービスの労使実務交渉が難航していることで、 サムスン側に圧力をかけるために乙支路委が抗議性の面談に動いたようだ。 乙支路委の関係者は面談要請の背景を 「現在の非公開労使交渉局面を公開交渉に転換する必要を感じた」と話した。

議員はサムスン側と面談した直後にサムスン電子社屋前の労組野宿座込場を訪問し、 面談内容を公開した。 乙支路委がサムスン側に要求したのは三つに圧縮される。 労使が公開交渉をすること、会社が前向きな交渉案を出すこと、ヨム・ホソク梁山分会長遺体奪取事件に対して謝罪することだ。

禹元植議員は 「サムスン側がブラインド交渉をしたいのなら、 労組が信頼できる交渉案を出さなければならない。 さもなくば公開的かつ公式的な方式で交渉をするよう要求した」とし 「公開交渉の方式に転換するよう強く要求した」と伝えた。

禹元植議員はこれに関して 「時間が多くないので早いうちに決断するよう(サムスンに)意見を伝えた」 と付け加えた。

▲議員らはサムスン側と面談の直後にサムスン電子社屋前労組野宿座込場で面談内容を公開した。続いてサムスン電子サービス支会組合員にも面談内容を公開した。

禹元植議員は「サムスンは賃金や勤労条件、雇用継承に関して前向きな提案を出すべき」とし 「事態がおかしくなれば、破局状況になりかねないという点をはっきり(サムスンに)伝えた」と明らかにした。 また「ヨム・ホソク梁山分会長の遺体奪取問題も、会社が謝罪してきちんと物事がうごくようにするよう強く要求した」と伝えた。

殷秀美議員は「発注元のサムスンは社会的、道徳的な責任を全うするよう注文した」とし 「もし事態が解決しなければ、乙支路委員会も色々な方法を使うと(サムスンに)伝えた」と明らかにした。

なお乙支路委は提案内容についてイ・イニョン社長が「検討する」と答えたと伝えた。 イ・イニョン社長が乙支路委の提案内容について確答することにしたのかという記者の質問に対し、 禹元植議員は「サムスン側は時間がないことをよく知っている」と答えた。

金属労組のチョン・ギュソク委員長は「警察は私的な葬儀手続きに介入し、 軍部独裁時代のようなことを行った。 サムスンがその背後にある」とし 「ヨム・ホソク烈士の遺体奪取事件の真相を明らかにしなければならない」と乙支路委側に提案した。

チョン・ギュソク委員長は「サムスンはブラインド交渉を要請し、代理人を立てて交渉し、 労組内部の力を弱めて撹乱する戦術を展開している」とし 「また実務交渉で何度も前言をひるがえし、交渉内容を後退させている」と指摘した。

続いてチョン委員長はサムスン側の交渉案を批判して 「早くサムスンが問題を解決しなければ李健煕会長の葬儀に参加しても不当さを知らせ、介入するほかはない」と明らかにした。

サムスン電子サービス支会長職務代行クァク・ヒョンス副支会長は 「サムスンが労働三権を無視して勤労基準法も守らずにいる。 少なくとも労組は法が守られる社会を要求する」とし 「これまでの暮らしが間違っていることを知ったので、もう戻れない。 サムスンを相手に一歩一歩前に進むしかない」と話した。

付記
チョン・ジェウン記者はメディア忠清の記者です。この記事はメディア忠清にも掲載されます。チャムセサンは筆者が直接書いた文に限り同時掲載を許容します。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2014-06-25 03:18:27 / Last modified on 2014-06-25 03:18:27 Copyright: Default

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