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サムスンの労組破壊、あちこちで調査を受けるだけか

労働部-〉サムスン-〉協力業者調査、責任は誰が?...チェ・ジョンボム烈士19日目の葬儀場

チョン・ジェウン記者 2013.11.18 20:17

サムスン電子サービス技師のチェ・ジョンボム烈士の遺体が天安医療院葬儀場に安置されてから19日目になったが、「超一流企業」と呼ばれるサムスンは事態の解決に動かず顰蹙を買っている。

最近、労働部が労組破壊文書でサムスングループを調査し、サムスン電子サービス が不当労働行為で協力社を調査するというが、まさにサムスンの犠牲者の故人と 遺族は葬儀も行えずにいる。

雇用労働部は11月18日、サムスングループの労組破壊文書に関して、サムスン の高位関係者らを告訴・告発した事件を検察から受け取り、真相調査を始めた と明らかにした。

ソウル雇用労働庁は先に告訴・告発人から経緯を把握した後、文書の出処と 真偽については調査する方針だが、サムスングループの関係者に対する召還調査 の有無については、まだ計画がないという。

全国金属労組サムスン電子サービス支会と民主社会のための弁護士の会、参与 連帯は「2012年Sグループ労使戦略」の文書に関して、李健煕(イ・ゴニ)会長と チェ・ジソン未来戦略室長など、サムスングループの高位要人約10人を10月22日、 ソウル中央地検に告訴・告発した。

これに先立ち沈(シム)サンジョン正義党議員は、サムスングループが内部労組 が設立されれば早期瓦解を誘導しろという指針を出したと主張して、150ページ 分量の関連文書を10月14日に公開した。

だが雇用労働部は「偽装請負ではない」とサムスンに免罪符を与えた状況で、 サムスンをきちんと調査できるのかは未知数だという声がすでに上がっている。 サムスン電子サービスの労組弾圧は「偽装請負」という雇用の形態とコインの 両面だからだ。

インターネットユーザーID、kk*******は、「サムスン電子サービスの故チェ・ ジョンボム職員の雇用労働部による不当労働行為の調査はきちんとしていますか。 人権委に人権侵害調査はきちんとしていますか。何もないようにサムスン側で 見守ってばかりいますか」と批判した。

またサムスン電子サービスは13日に民主党乙支路委員会との面談で協力業者の 労組破壊活動に対する全面実態調査を始め、労働条件改善案を今月末までに用意 すると明らかにした。

民主党乙支路委員会の殷秀美(ウン・スミ)議員などはこの日、サムスン電子 サービスのパク・サンボム社長との面談で、サムスン電子サービス・協力業者・ 金属労組サムスン電子サービス支会が参加する3者交渉を要求した。

またサムスン電子サービスの直接の指示で行なわれている標的監査と物量を奪 うなど、労組破壊のための不当労働行為の即時中断、最低賃金にも至らない 賃金水準と劣悪な労働条件の改善策を用意するよう要求した。

これに関して、サムスン電子サービス支会は18日に声明を出し「サムスン電子 サービスが『下請け会社のこと』として協力企業等を調査するというのは、 これまで不当労働行為を指示、報告したサムスン電子サービス元請の厚かまし く破廉恥な態度」だとし「労組弾圧の根本原因のサムスン電子サービスが 不当労働行為について全数調査するというのは、ちょうど猫に魚を預ける ようなもの」と批判した。

それと共に支会は「サムスン電子サービスの偽装請負と1件単位の手数料という ガンの塊りをえぐり取らずには、鎮痛剤を処方するだけのようなもの」とし 「サムスン電子サービスは、チェ・ジョンボム烈士の遺族とサムスン電子サービス 労働者の前で謝罪して、金属労組サムスン電子サービス支会との葬儀に関する 交渉に今すぐ応じなければならない」と要求した。

一方チェ・ジョンボム烈士は労組組合員の標的監査と「地域分割」による物量 奪い、生活苦など、サムスングループの全般的な労働条件と労組弾圧に抵抗し、 10月31日に自ら命を絶った。(記事提携=メディア忠清)

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2013-11-19 10:58:19 / Last modified on 2013-11-19 10:59:40 Copyright: Default

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