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サムスン電子の李在鎔副会長拘束…「退陣行動、財閥改革の信号弾」

現代車、ロッテ、SKなど財閥総師の捜査も要求…「経済構造を変える出発点に」

キム・ハンジュ記者 2017.02.17 09:06

サムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長が朴槿恵(パク・クネ)大統領と崔順実(チェ・スンシル)氏に賄賂を送った容疑で拘束された。 朴槿恵(パク・クネ)政権退陣非常国民行動(退陣行動)等李在鎔(イ・ジェヨン)拘束を要求してきた彼らは歓迎の意思を明らかにし、 財閥中心の経済構造を変える出発点しなければならないと強調した。

ソウル中央地法のハン・ジョンソク令状専門担当判事は2月17日午前5時半に 「新しく構成された犯罪容疑の事実と追加で収集された証拠資料などを総合すると、 拘束の事由と重要性が認められる」とし、 李在鎔副会長に対する拘束令状を発行した。

拘束令状が発行されたことで退陣行動は直ちに論評を出し 「李在鎔の拘束捜査は財閥改革の信号弾」とし 「李在鎔に対する拘束令状の発行は極めて常識的で正常な法定規の結果」と歓迎した。

退陣行動は「これまで財閥だけを過剰に保護してきた慣行と制度を改革し、 大多数の国民や小商工人、労働者の犠牲だけを強要する経済構造を変える出発点にしなければならない」とした。 また「権力と財閥が結託して作り出す法律と政策が、如何に大きな苦痛を国民に転嫁したのか忘れてはならない」と付け加えた。

退陣行動はこの日の午前、 裁判所前の三叉路で別途の記者会見を行い 「今は法と正義を正さなければならない」とも強調した。

民主労総も声明を出し 「李在鎔の拘束は、 財閥と権力の隠密な癒着の歴史を清算する信号弾にならなければならない」とし 「サムスンの金だけが賄賂で、現代車、ロッテ、SKなどの財閥が渡した金は賄賂ではないはずがない」とし、 他の大企業財閥総師の捜査も要求した。

民主労総は「李秉喆(イビョンチョル)のサッカリン密輸、李健煕(イ・ゴニ)の『チャッテギ(車単位の取引)賄賂』、 半導体労働者の相次ぐ死にもかかわらず、サムスンは79年間、治外法権だった」とし 「李在鎔の拘束はそれだけ歴史的な事件だが、 財閥と政治権力が癒着し共謀してきた時間は79年だったと告白する」と伝えた。

退陣行動法律家籠城団も 「国民と共に裁判所の役割と行動一つ一つを最後まで見守る」とし 「国家の根幹と経済を揺さぶる朴槿恵(パク・クネ)大統領と崔順実(チェ・スンシル)、李在鎔(イ・ジェヨン)のような重大な犯罪者が二度と韓国に出てこないように、 裁判所が正義の歴史をしっかり立て直すことを強く要求する」とした。

権英国(クォン・ヨングク)弁護士、李昊重(イ・ホジュン)西江大法学専門大学院教授などが参加する法律家籠城団は、 退陣行動と共に2月16日から李在鎔拘束を要求して1泊2日の徹夜集会を開いた。

「寝そびれて李在鎔拘束の知らせを聞いた...職業病死亡者の恨みをはらせ」

半導体労働者の健康と人権守備隊パノルリムのイ・ジョンナン労務士は2月17日、 チャムセサンとの通話で 「李在鎔の拘束は、サムスン積弊清算の第一歩」だとし 「特に10年間、座り込み500日、対話も中断しているサムスン電子職業病問題を早く解決しろ」と伝えた。

サムスンLCDで脳腫瘍と判定された被害者のハン・ヘギョン氏のお母さんキム・シニョ氏は 「良く眠れず、李在鎔拘束の知らせを聞いた時、 亡くなった故人たちのことがが走馬灯のようにかすめて行った」とし 「少なくとも(職業病死亡者の)恨みをはらしたい」と所感を明らかにした。

3月6日はサムスン電子職業病で亡くなった故ファン・ユミ氏の10周忌だ。 パノルリムは職業病問題解決を要求する1万人署名運動を繰り広げている。

朴英洙(パク・ヨンス)特検チームがイ副会長に適用した容疑は、 △賄賂供与、 △特定経済犯罪加重処罰法、 △横領、財産国外逃避、 △犯罪収益隠匿の規制および処罰などに関する法律違反、 △国会での証言、感情などに関する法律違反だ。

原文(チャムセサン)

翻訳/文責:安田(ゆ)
著作物の利用は、原著作物の規定により情報共有ライセンスバージョン2:営利利用不可仮訳 )に従います。


Created byStaff. Created on 2017-02-19 08:18:23 / Last modified on 2017-02-19 08:18:25 Copyright: Default

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